「人間と居住」の翻訳     | まちづくりの将来

まちづくりの将来

私たちが生きている地域社会を見つめ、これからのあり方を考えるブログにしたい。

私の名前が新聞に出ているのだという。

図書のPR欄で見つけたという。

当時の職場の同僚から教えてもらった。

これが私の名前が新聞に載った最初だった。

 

 

「現代のエスプリ」(至文堂)No137。

特集タイトルは「人間と居住」。

編者は当時筑波大学教授の駒井洋さんだった。

新聞は1978年11月だったか。

正確には覚えていない。

 

 

私は昨日のブログに書いているように、その年の4月にNIRAに勤務。

大都市の国際会議開催の準備スタッフだった。

その年の多くの時間を会議の準備に充てていた。

 

 

J.ゴッドマン、L.ロドウイン、W.ダブルの会議招聘を進めていた。

国内では磯村英一、本城和彦、石水照男が中心だった。

6人は大都市政策のトップリーダーだった。

会議は1979年2月に開催した。

 

 

人間と居住という表現は磯村英一さんが盛んに語られていた。

エスプリのタイトルはそれとは別個に編集された。

私にはドクシアデスのエキュメノポリス(世界都市)の部分訳を担当させてもらった。

英語文献だった。

地球規模で都市を考える視点を説く内容だった。

私の翻訳はこの現代のエスプリの書下ろしだった。

 

 

編者の駒井洋さんとは都市問題や社会病理のことを教わった。

フランクに語り合える関係が有難かった。

社会学者で外国人定住問題を専門分野とされていた。

私にとっては、この翻訳作業は国際会議の企画と並行するものだった。

 

 

現代のエスプリへの執筆は私の自信にもなった。

いまでもドクシアデスの居住条件の単位は私の学びの基礎にある。

その時期には何かにつけて、エキュメノポリスを引用していた。

その後は雑誌等の原稿の依頼を受けたが、この発信がその呼び水になったのかもしれない。

45年も前のことだが、駒井洋さんには頭が上がらない。

 

なお、NIRAの大都市問題国際会議の成果は「大都市圏の将来~繁栄か衰退か・・・」のタイトルで発刊。