ごみ流し   | まちづくりの将来

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私たちが生きている地域社会を見つめ、これからのあり方を考えるブログにしたい。

「あれぇ、今日はごみ流しではないのですか」

「はい。そっちをサボってここに来たんです」

「ごみ流しへの参加の方が大事なんじゃないの」

「・・・・・」

12月28日(木)19時前。

 

 

佐世保市立図書館2階の貸出カウンターでのこと。

市役所時代の若い友人に突然に出会った。

相手は「ご無沙汰しております」と言った。

それに応じて、私の口から出たもの。

そのやりとりが冒頭のもの。

そして、4月に異動した新しい職場のことを私に教えた。

 

 

「ごみ流し」を知ったのは2014年12月だった。

この年の4月1日から佐世保市役所の人になっていた。

おもしろい表現だと思い、その12月29日の私のブログに書いた。

「『ごみ流し』という御用納めの宴会」(以前のプロバイダーに掲載)

職員が1年を振り返って、次の年に向けての結束をつくる宴会。

本音は1年分の憂さを晴らす飲み会。

上司部下関係なく無礼講になる。

その日は大掃除をするので、夜はごみ流しというらしい。

 

 

その頃のこと。

年が明けて、近くの部署の部長が私に言った。

「ごみ流し」って何だろうってをネットで調べたら檜槇さんのブログが出てきたよ」

それに応えて、

「私は知っているから書いたのではなく、知らないから書いただけですよ。市役所では毎年のことなんでしょう」

 

 

あれから11年目。

冒頭の会話につながっている。

図書館を出て、自宅に向かった。

この日はごみ流しのグループに会わないように帰ろうと思っていた。

19時を過ぎて、晩飯のことが頭に浮かんだ。

これからでは作るのは面倒だから、皿うどんでも食べよう。

近くの中華料理の天山を選んだ。

 

 

天山は結構、混んでいた。

かろうじてテーブルが空いていた。

座ろうとすると、後ろから声。

「ひとりなんですか」

20人位のグループのうちの1人が知人だった。

近くの公共施設に勤務する市役所OB。

 

 

そうか、ここは宴会ができる。

ごみ流しの真っ最中だった。

かれらに背中を向けて、ビールと皿うどんを食べた。

後ろから年明け1月4日の話題が聞こえてきた。

やっぱり、そうだ。

 

 

帰る時に、その知人に挨拶。

「読んでいるよ」を3回も言ってくれた。

このブログを読んでいるということだろう。

 

 

今日は多くの職場で仕事納めの日である。