2005年春、悪性脳腫瘍が判明した母。
(グレード3から、グレード4の膠芽腫へ転化)
余命3年以内と言われながらも、18年間戦った母の、奇跡の記録です。2023年他界。
◇経緯に関する記事のリンク◇
※現在の話です。
昨日、院内コンビニに用事があり、
(証紙が必要になり、その購入のため)
母がお世話になった病院に行きました。
母が亡くなって1か月目にも、
最後の主治医だったS先生に会いに
病院を訪ねてはいましたが、
それからさらに9ヶ月ぶりの病院。
すっかり季節が変わり、
春風が吹いていました。
母と歩いた道、
母と一緒に座ったベンチ。
正面玄関に入って、
脳外科へと続く廊下・・・
あちこちにある思い出を辿り、
まるで時が戻り、
隣に母がいるような気がして
涙が込み上げてきました
院内カフェには、
顔見知りの店員さんが!
「わぁ、お久しぶりです!
お元気でしたか?」
と声を掛けて下さったんです。
「お陰様で元気です♪」
と返事をして、
他にお客さんがいなかったので、
お互いの子どもの話や、
世間話をしました。
けれど、何となく、
母が亡くなった事を言えず・・・
でも、癒された良い時間でした
用事が済んで帰る時に、
緩和ケア病棟に続く道を
少し歩きました。
在宅介護になる寸前まで、
お世話になった病棟です。
母がいるような錯覚に陥り、
思わず泣いてしまいました。
帰りの車の中でも、
涙が止まりませんでした。
母が亡くなって8ヶ月以上経っても、
まだまだですね。
けれど、泣くとなぜか、
気持ちがスッキリします。
病院の周りは、誰でも入れる
公園になっています。
近所の人たち、
お見舞いの人たち、
親子連れ。
たくさんの人の憩いの場です。
また、行ってみようかな。
そう思いました。