おいしいもの好きの友人に誘われて
豪徳寺のモダンネパール料理「OLD NEPAL TOKYO(オールドネパールトーキョー)」へ行ってきました🇳🇵

「オールドネパール」は、ネパールの民族や地域をテーマに、ストーリー性のあるモダンネパール料理を提供するレストラン。
ランチ・ディナーともに、メニューは完全予約制のコースのみです👀
コースのテーマと内容は3ヶ月ごとに変わるとのこと。

さて、こちらがコース料理のお品書きです。
すごい、単語がひとつも分かんない!ここは本当に日本か!?


どうやら右にメニュー名、左に食材が書かれているようなのですが…
現地の言葉なので全然分かりませんね
きっとこれもネパールを五感で感じるための演出なのでしょう👀
なお、今回のコースのテーマは「タカリ族」でした。(一番上に「タカリ」って書いてあるね)
「タカリ族」は、ネパールの中でも料理上手な民族といわれ、家庭料理「ダルバート」が特に有名。
私は全然知らなかったんだけど、友人は知ってましたね〜、さすがスパイス料理好きは違う🍛
ドリンクメニューはこちらです。良かった、日本語が書いてある!!

食事を始める前に…
お店の方が、ネパールの針葉樹の香りのアロマを、客席にシュッとひと吹きしてくれます🌲
店内のBGMは、ネパールで録音した「現地の日常音」なんだとか。
意識が高すぎる……どうしよう、この食事、ついていけるのだろうか…………

りんごの輪切りを浮かべた「りんご湯」でスタート。

あ、これおいしい。ふつーにりんごの香りのお湯だ🍎
風邪引いたときに飲みたいやつ。
続いて今日のコースで使われるスパイスや食材の紹介です。
ティムル(ネパール山椒)や、発酵青菜、そばの葉など。香りを嗅がせてもらいました。

ティムル(ティムットペッパー)はルヴァンで使ってたから分かるけど、その他の食材は初めてのものばかり。
ドリンクは「ネパール高山茶(水出し)」をセレクト
これがめちゃくちゃウマい。

ネパール紅茶の当たり年と言われる、2019年の茶葉だそうで、ほんのり香ばしいカカオのような風味がします。
最近のネパールティーは若々しい系が多いから、こういったフレーバーは珍しいかも。
続いて、ようやく前菜1品目。
白菜と、現地のなんちゃらというお豆の炒ったやつのゼリー寄せ、上にのってるふわふわはチーズです。

黒い部分(豆)がほろ苦くてコーヒーみたいな味がした。
ちょっと理解が追いつかないフシギな味。(この食事、ついていけるのだろうか…と再び不安になる
前菜2品目は、じゃがいもをタルトのように焼いたものの上に、柔らかく煮たお豆。

あ、これは食べやすい。土台が高級なポテロングだ🥔(こら
お豆は黒豆みたいなもっちりとした食感でした。おいしい。
続いて、現地でよく食べられているという、そば粉の生地と青菜、低温調理した蕪のソース。トッピングは蕎麦の実と針葉樹のオイル。

これね、とにかく蕪が甘くておいしい
そば粉の生地はニョッキみたいな柔らかい食感でした。
「蕪ウメェ」しか言ってなかった気がする…(語彙力
続いてここでデザート、抹茶ケーキ!

というのはウソです。こちらも前菜。
酒粕と発酵青菜などを使ったムースみたいなお料理でした。
青菜なんだけど酸味を感じる…?これまたフシギな味わい。
初めて食べるものって表現が難しいです。
お魚料理は「イワナ」🐟
カレー風味みたいなスパイスのソースに、濃厚な茸のオイルを目の前でかけて仕上げてくれます。

おいしいんだけど、イワナがかなりレア食感で少し戸惑った。
低温調理なのかしら?
続いてお肉料理、猪すね肉の煮込みです。添えてあるのは煮たごぼうと焼きオレンジと松の実。

右上にちょこっとあるソースが「猪の脳みそのソース」だそうで。
脳みそって聞いてちょっとビビる私

でもおいしかったです。猪肉と柑橘って合うね。煮込みのソースもちょっと甘酸っぱい感じ。
お口直しに「サジーのソルベと松の葉茶のジュレ」。

サジーって、最近流行りの栄養価の高いフルーツらしいんですけど(アセロラみたいな酸味系)、全然知らなかった!
友人が「業務スーパーに売ってて買ったことあるよー」って言ってて、意識高ぇ!と思いました。
いやー、勉強になります。
さて、ここでメインの「ダルバート」が登場✨

「ダル」は豆のスープ、「バート」は米だそうで、日本で言う味噌汁とごはんみたいなものですよ、と🍚
バスマティライスのごはんに、右から「ダル」、蕎麦の葉のチキンカレー、じゃがいもとさつまいもの煮込み、蕪菜と芋茎の漬物的なやつ、3種のアチャール(トマト・りんご・大根)。


奥にある赤いのが「ティムルのふりかけ」です。
いやー、ダルバート、コースのクライマックスだけあり最高でした。全部おいしい

ダルとごはんはおかわりスタイルで、何度も声がけしてくれます。(現地でもおかわりが基本らしい)
最後はみたらし団子…ではなく、現地の「バター茶」をイメージしたデザートが登場。

塩ミルクアイスの上に、プーアール茶のゼリーがのせてあり、レモンのキャンディみたいなチップみたいなものが添えてあります。
乳臭くてしょっぱいアイスに香ばしいお茶のゼリーが合う。フシギだけどおいしい。
食後のドリンクは「ネパールコーヒー」「チャイ」「ホーリーバジルのハーブティー」から選べました。

私がいただいたのは、ハーブティー🌿
ホーリーバジルの甘い香りと、レモングラスのような爽やかな香りもしたような。
店内は4名テーブル×2、2名テーブル×1の10席で、この日は我々含め5名が食事をしていました。
(壁際にそっと置いてある棍棒みたいの、なんなんだろう…。)
お料理の内容を、現地の方の食文化を交えて丁寧に説明してくれ、聞き慣れない単語もあったけど非常に興味深かったです👀
ネパール料理についてもうちょっと予習してくればよかった、と思いつつ…

最後にお土産として、5種類くらいのスパイスからひとつを選んでいただけました。
「ガラムマサラ」や「チャイスパイス」「ティムル」など…
私は迷わず「ティムル」をGET!(前から欲しかったんです

2階は同じ方が運営するスパイスショップになっていて、各種スパイスや、ダルバートに付いてた「ティムルのふりかけ」などを販売していました。

友人がふりかけ買ってた。気に入ったようです。
「おいしい!」の一言で片付けられないような、とにかく貴重な体験をさせてもらいました。
ひとりじゃ絶対こういう店来れないから、誘ってくれた友人に感謝です。いつもありがとうな!!!
ネパール料理に興味がある方、新たな食体験をしたい方、ぜひ行ってみてください

🍛OLD NEPAL TOKYO🍛
おまけ。オールドネパールさんの隣には、パティシエが作るクレープ「イクアリー」さんがあります

クレープ食べたかったー、でもお腹いっぱいで無理だったー!

豪徳寺、良さげな飲食店がたくさんありますね。また散策したいと思います✨