試験勉強の技術/ダイヤモンド社

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日本には、苦労をするのはよいことだという発想があります。……
しかし、試験の解答用紙には、どのくらい苦労をしたのかを申告する欄はありません。
正解が書いていなければ、どんなに苦労をしても全く評価されないのです。
苦労をすれば、能力アップするのかといえば、それも正しくありません。
質の低い勉強をしていたら、どんなに時間をかけて、たくさんの勉強をこなして努力をしても、能力は上がらないのです。……
「苦労が多いから意味がありそうだ」というだけの勉強法というのは、ウサギ跳びと同じです。
ウサギ跳びというと、野球部などの練習風景を思い浮かべますが、最近は全く練習に取り入れられていません。
体力はつかず、筋肉を痛めるだけだということが分かったからです。
これと同じで、ウサギ跳び勉強法では、試験には合格せず、お金と時間を無駄に使うだけです。
苦労をするなら、苦労に見合うだけの効果があるかどうかを見極めてからしなければなりません。
楽をすることも、無意味な苦労をしないという点で考えれば、悪いことではありません。
節約したお金と時間、エネルギーは、能力が上がる勉強をするのに投入すればよいからです。
試験日までに合格に要求される能力をつけられれば、余った時間を趣味や遊びに使っても構いません。
楽をすることと、試験に受からないということは直接の関係はないのです。
「ここは試験に出ないよ」
高校時代、私がそう言っても、全部やらないと気がすまないお友達がいたことを思い出しました。
定期テストなら範囲がありますが、資格試験で全部やらないと気がすまない性格は、損だと思います。
この「苦労していることに快感を覚えるな」の章の前が「初学者はノートを作るな」
まず、注意しなければならないのは、ノートを作るだけでは試験問題は解けるようにならないということです。……
ノート作りに勉強時間の多くを割くのは、時間配分のバランスがよくないので、注意しなければなりません。
また、試験には、出ることと出ないことしかありません。
となると、試験に出ることだけノートに書けばいいでしょう。
初めのうちは試験に出ることが分からないはずなので、自分にとって苦手なことだけ集めて書くべきです。……
スクールの講義教材や、知識をまとめた市販の教材があるので、そちらを利用し、内容を覚えることに専念すべきです。
ノート作りというのは、時間と労力をかける割に、知識が身につかない最たるものでははいでしょうか。
まとめ教材の利用に、大賛成です。
続きは、こちら 学生時代の勉強は間違いだらけ
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