キックオフ。
初めから、SSSは、猛攻。
ムスタングは、なんとか耐えしのいでいたが、
持ちこたえられず、先制された。
前半終了。
リードされて終わったのが良かった。
後半、SSSは、ふつうの動き。
ムスタングは、エンジン全開。
元々実力のあるチームなので、
徐々にムスタングペースになっていく。
そんな中、同点ゴール!
SSSの動きが、急に速くなる。
そんな時、ムスタングのコーナーキックになった。
珍しく、ショートコーナー。
受け取ったのは、
チームでは一番と言ってもいいくらいに心の優しいAくん。
キック力もあまりなく、
シュート練習をしていても、へなへなと飛んでいくことが多い。
そんなAくんが、足を振り抜いた。
ボールは、見事にゴールの中へ吸い込まれていく。
ゴーーーール!!
そのあとの激しいSSSの猛攻にも耐え、
YBS大会での初優勝となった。
それにしても、Aくん。
あんなすごいシュートは、
それまでにも、そして、そのあとにも、
一度も見ることは出来なかった。
この頃のムスタングは、
まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」だった。
入部希望者も多く、一時は、募集をしなかったくらいだ。
隣の団地からの入部希望者もいた。
今は多摩市全域だが、この頃は、入部は、
南諏訪か中諏訪小学校の子どもだけだったのだ。
しかし、この頃をピークに、
ムスタングは衰退の道を歩むことになる。