メインストリームのならず者 主流派意識で行こう♪ | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 20年前、憲法フェスティバルという企画で護憲・改憲のパネルディスカッションを企画しました。司会は辻元清美さん、出席者は姜尚中さんや(今をときめく!)小林節さん、鈴木邦男さんら。さらにザ・ニュースペーパーやランキンタクシーさんらに盛り上げてもらいましたが、「護憲派」からは必ずしも受け入れられませんでした。

 15、6年前は、東京でホームレスと言われる人たちに関わる弁護士なんて、青島都知事じゃないけど「独特の人生観と哲学をお持ち」の方みたいな少数派扱いで、湯浅誠くんの要請で初めて新大久保の公園で法律相談会をやった冬なんて寂しいものでした。

 10年前は、「司法改革」反対を主張して、「弁護士の激増は社会に害をもたらす攻撃だ」とか「ロースクール制度なんてお金がかかるだけでロクなことがない」とか「裁判員制度なんて憲法違反の強制動員、刑事裁判の破壊だ」みたいなことを訴えていましたが、やはり割とまだ少数派扱いされることが多かった気がします。

 
 だけど、今は、そうではないと感じています。その時々、自分なりに考えて「こっちだ」と決めて行動してきたつもりで、批判もされれば、排斥されるようなこともあったので「どうなのかな、自分?間違ってるのか?」と思うことももちろんありました(もちろん!)が、そうやって考えてきて、最近は「ああ、だんだん、みんなも同じようこと感じているんじゃない?」と思うことは多くなってきました。

 ということで、今の自分の意識はメインストリーム、主流派意識です。少数の批判勢力、なんてつもりはありません。批判するだけではなく、主流派として権力をとって責任をもって世界を回していきたいなあ、と思います。もちろん、そんなこと一人では出来ないから、みんなでね。

 皆が、主流派意識をもって、自分のこととして責任を持ちかつ分担する気になれば、いろんなことが実現できそう♪ 戦争なんてみんなが動かなければ出来ないし、原発だって稼働しない。俺たち、私たちは、力があるぞ、という自覚とちょっとした責任の発揮で世界は動きが変われるはず。

 今は、1%程度の大資本の意を受けた政府がごまかしで「多数派」ぶって、私たちの思いと真反対のことをやろうとしているわけで、それを止めさせ、次に進めるためには、この「主流派意識」を自覚することが大事だと思います。

 傍観はもちろん、批判・論評を一歩飛び出して、メインストリームに踊りだしましょう!