気持ちいいことを そして、豊かになりたい | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 人と話していて、「結局、何が目的なの?」みたいな話になって、私は思わず「気持ち良く過ごすことだし、もっと豊かになることだなあ」と答えましたが、実際、そうだよなあと自分でも改めて思います。

 現状、私も私たち99%の人々は、程度の差はあれ、十全に気持ち良かったり、十分に豊かではないのだ、と思います。「いや、俺は満足しているよ」とか「十分、やりたことやれてるわ」という人もいるでしょう。だけど、「今」そうである人は、「今」ラッキー、ということだと思いますが、この博打のような末期資本主義の世界に展望があるのかな~?と思います。日本などは具体的に、人口減少・少子化・高齢化・自殺平均3万人/年という時代ですからね。10人に一人程度になってしまった子ども(15歳以下)たちの労働力で、年金とか支えていけるの?みたいな。だから、大資本と政府は、戦争で突破とか、原発で凌ごうとしているのだろうけど、それは、私たち側は「使い捨て」される前提だから納得できないですよね。

 ということで、私の希望は、一人で、さらには家族だけで、身内だけで、日本人だけで、気持ち良くなっても気持ち良くないし、自分だけ豊かとかむしろ気持ち悪いだろうから、皆で豊かになりたい、ということです。

 データからは可能です。世界中の人が飢えないのはもちろん、今と同じように働いて、もっと豊かになる程度、「富」が生まれる程度には資本主義は高度に発達し成熟しています。問題は、その「富」が異様なほど偏在してしまっていて私たちの仕事にみあった分配がされていない、ということです。誰かが独占しすぎている、ということです。「ピケティ・ブーム」でそこは皆が気づいたはず。

 資本主義というのは、壮大な既得権の保護、というか土地なんて持って生まれてくる奴はいないのにそれを保護して、一人で抱えきれないほどの富を集中する、それを競い、奪い合う、ヘンなものになってしまい過ぎています。もっと富をバラせばいいんじゃないの?ってことです。

 まあ、『サンドラの週末』というフランス映画を見ると、どこでも生活は大変だし、労働者への圧力、正規・非正規の分断、などもはや世界標準なのだとわかります。
 だからこそ、繋がって、繋がって、皆で気持ち良く、豊かになりたいでね!               Comment allez-vous?