国会が呼んだ参考人の憲法学者3名が3名とも、安保法制は憲法違反であると指摘しました。つまり、現在、政府は最初から違憲の法律を通そうと躍起になっている、ということです。
これはすごいね。政府が開き直って違憲の行為を行おうとしているわけだ。もう、安倍首相の言うことも、菅官房長官の負け惜しみ、みたいなコメントも説得力はないけど、政府与党のヤジを飛ばす議員連中は、言葉で説得するつもりなどハナからないのでしょうね。
しかし、自分たちで頼んだ憲法学者に、一蹴されてしまった、という赤っ恥は衆人の目に晒されてしまったわけで、形成は極端に不利。ただただ「戦争やりたいんだ、何が何でも!」という政府=大資本の意向だけがむき出し、ということです。
憲法9条って、さすがに邪魔なんだな政府にとって、と改めて感心するほどですが、大事なのは、憲法9条は私たちの意思=政府に戦争をさせないという意思を具現化したものだから、その違反は許されないのであって逆ではない、ということです。立憲主義うんぬんに拘泥せず、「私たちがいやだから、他国の同じような人たちと殺し、殺される関係に動員されるのはいやだ!」という意思に反することをしようという政府を許さない、という実質的な想い・意思が大事だと思います。
それさえあれば、これから政府が深めてくるであろう「排外主義」「ナショナリズム」、つまり、「中国脅威キャンペーン」や「日本の存立のために」みたいなデタラメに惑わされることはない、と思います。
「専守防衛」とか、「日本が攻められたら」とかね。次のキャンペーンはこのナショナリズムを刺激する「自衛戦争という名前の侵略戦争」です。気をつけましょう!