東京は快晴 だけど「晴れた日に降る雨をみたことあるかい?」 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 自分や家族の命。そして、仲間の命。具体的に仲間になっていなくても仲間になれる世界中の人々の命。

 「人命」に価値の差はないはず。国籍、民族、宗教、思想、出自などによって重さに差はないでしょう。
 かつてダッカ日航機ハイジャック事件(1977年)のとき、当時の福田赳夫首相は「人命は地球より重い」とコメントしました(そして600万ドル(当時約16億円)の身代金と連合赤軍のメンバーを釈放)。

 地球より重い人命をもっとも軽んじるのは何かといえば、戦争であり、軍需産業であり、殺戮可能な兵器でしょう。

 シリア・イラクへの「イスラム国」壊滅名目の殺人行為=空爆は、「有志連合」60カ国によりこの半年で1700回以上なされています。アメリカはこれを「自衛」といい、日本は、この「壊滅作戦」費用として昨年9月に2550万ドル(約30億円!)、そして、今回、大幅に増額して2億ドル(約233億円!!)を拠出する約束をしたのです。

 安倍首相は、この2億円のことは訪問先のエジプトで「イスラム国と戦う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援をお約束します」と「テロとの闘いへの支援」を明確にしています。

 実態は、中東の石油資源支配を巡っての戦争です。アメリカ・オバマは改めて「テロ組織を壊滅させる」と一般教書演説を行い(1/30)、フランス・オランドは「フランスはテロとの戦争に入った」と戦争宣言、ドイツはイラクのクルド人部隊に大量の武器供与を開始、その中で日本・安倍政権も食い込もうとしています。

 まだ、自衛隊による直接の空爆は行ってないとして、資金提供、武器輸出解禁、集団的自衛権容認姿勢、ジプチへの自衛隊海外基地建設などは、「人命」尊重に反するのではないでしょうか?

 どのみち、毎日の生活とは関係ないや・・・というのが「テレビの中の戦争」しかない「平和な国、ニッポン」の感覚かといえば、そうでもなく、色んな人が自分のことと自分に関係することかもしれないと感じているような気がします。
 別に入り口が「日本人として」でもいいと思います。そこから日本人以外の「人命」にも想いをよせるというか。
      
     have you seen the rain?,comin’down on a sunny day
by Credence Clearwater Revival

 作者の意図はさだかではないけど、ベトナム戦争末期に歌われた爆撃を批判する歌と理解されています。
  
 東京は今日は快晴。けど、晴れ渡った空から、半年で1700回の空爆、それが私たちが存在する世界のどこかで行われている。空爆して誰かの命が救われる?これは「人命尊重」ではありません。
日本政府が進もうとしている軍事国家化に徹底的に反対しましょう!それは私たちの出来ることであり、しなければならないことだと思います。「自分たち」にとって必要なことだと。
 
                 love & peace