もはや、戦争の時代 なのか? | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 いずれも、ここ数日の新聞1面トップの記事のこと。

 今月10日に施行された特定秘密保護法に基づき、19の指定機関のうち10機関が約370件の「特定秘密」を指定したとのこと(12/27)。
 秘密の指定とは、つまりは私たちに知らせないぞ、少なくとも5年は、ということです(もちろん更新可能です)。
 たとえば国家安全保障会議は「13年、14年に開催された国家安全保障会議の4大臣会合の結論」を秘密に指定。つまり、戦争政策における重要な議論の結論は秘密にして、私たちには教えない、ということです。その他テロ、スパイ活動名目の秘密指定ですが、そもそもテロやスパイに関する情報などというものは流通していないので真偽のほどはわかりません。でも秘密という・・。

つづいて、安倍政権は、自衛隊がアメリカ軍等を後方支援を「いつでも」可能にする新法の検討に入ったとのこと(12/29)。自衛隊を「素早く」派兵出来る為の戦争法です。「7.1閣議決定」に基づいてのことでしょうが、これだけ協力するんだから、ウチの方(東アジア)でやる場合は、よろしく米軍!という意味も含まれていると思います。
 ・・・にしても朝日新聞の「国会承認のあり方でどこまで制約をかけるかが焦点」なんて記載、ちょっと間の抜けた印象。この国会で事前だろうが事後だろうが制約になるわけないだろ?

 そして、本日は「中国軍艦 尖閣に最接近」という見出し(12/30)。8月から200キロ沖に常駐し、今月中旬、二隻が島まで約70キロに接近したそう・・。まさに、シマの取り合いという縄張り争いをネタに日中政府のそれぞれの排外主義煽りが継続しています。

 ということで、ほぼ戦時のようなニュースが毎日のように新聞のトップニュース。もちろん、朝日新聞なので信用出来ない部分はありますが、それにしても、凄まじい勢いで東アジアの緊張を高めようという各国政府の焦りと思惑が感じられますね。

 2014年というのはそういう年でした。こういう時こそ、戦争反対を、そしてとりわけ「自衛の名」の戦争にも反対することが大事だと思います。
 私は、日本のいかなる戦争に子ども達が巻き込まれることに反対します。反対するオトナとして来年も行動します。