法律相談のタイミング | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 弁護士に相談、つまり法律相談に行く、っていうのは結構、勇気のいる行為ではないでしょうか、現状。
 弁護士に相談に行ったら、何かを決断しなければならないのではないか? 相談するだけで身ぐるみ剥がされるんではないか?そもそも、相談に行くべき事態なのだろうか?

 これが、敷居が高い、という事態なのでしょうが、思い込みによる部分と、弁護士側の受け入れ姿勢の問題と両方があるでしょう。

 とりわけ離婚案件。「離婚の相談したいみたいな人がいるんだけど」という連絡が知り合いからあり、「もちろん、いいよ」と答えても、実際に連絡があるのは半分、というところでしょうか。きっと、「離婚したいの、してやる~」とか友だちの前で話していても、実際に弁護士の前に行くのは勇気がいる、のかもしれません。

 なので、私は「ともかく、本当にするか、どうか決める前に知識が会った方がいいから、まずは来てみて、って伝えといてね」っと紹介者には伝えます。

 実際問題、「離婚」とか「破産」とか、イメージだけが先行し、日常的に使っている割には、本当の仕組みと意味、その意味では、現実の離婚の仕方とから破産の意味と方法など知らないまま、思い込みで過ごしている人がかなり多いと思います。

 だから、ずっと考えてから「離婚したいんです」と相談に来られても、(ああ、離婚原因、そう簡単ではないなあ)とか、思い詰めて「破産するしかないと思って」と来た方が、(ああ、全然、破産なんかする必要もないし、するメリットもないなあ)という場合も多いのです。

 そして、いつも思うのは(もっと早く来てくれればさらに選択肢があったのになあ)ということ。

 法律相談、と自分で限定する必要はないのです。「よくわからないけど、なんか役に立つ話が聞けるかもしれないなあ」ってぐらいで相談してみた方がいい場合が結構あるのです。
 早期発見、早期治療、健康管理と同じですね。案外、定期法律相談とかいいかもね♪