昨日、「戦争は自衛の名の下で始まる」という短い講演をしました。話した内容としては、基本的に、7.1集団的自衛権閣議決定~10.8 日米ガイドライン再改定に向けての「中間報告」を中心として、この一挙に「戦争する国」体制を構築していく政府の「現実」の暴露でした。
それと、自信のないボクたち、って関係あるの?って思われるかもしれませんが、多いに関係があると思います。
昨日も、生きにくい時代ですよね、少子高齢化・人口減少・GDPマイナス成長(さらに下方修正)、非正規拡大、というのは「情報」ではなく、私たちの生きる「現実」でしょ?、みんなバラバラに自信を失っているでしょ、という話をしました。
そして、そんなとき、付け入るのが、排外主義、愛国心だ、ということ。「ボクの生活は苦しい、皆は、そこそこ上手くやっているように見える、とりわけ、かつて貧しかったはずの中国の人やロシアの人の方がボクたちよりずっとマシに見える・・・」なんて思いを、「そうだ、だけど、お前は日本人だぞ、がんばれニッポン、誇りを持て!オリンピックもやるぞ、それに、強い国になって見返そうぜ、国として誇りを持てば、毎日の生活なんて忘れられぞ!」ってな具合にマッチョなメッセージを送ってよこします。
狙いは、もちろん、戦争への自己犠牲的動員へのお誘い・・1%から99%のボクたちへのお誘い、それが排外主義・愛国心です。
なので、「自衛戦争」は魅力的なのです。「中国が攻めて来たらどうする?」「日本を守らなくてどうする?!」みたいな。
きっぱり、「自衛戦争」も反対だ、と言い切りましょう、という話をしました。全ての侵略戦争は自衛の名で始まることはもちろん、そもそも、ボクたちと日本の資本・政府は別、というよりかは対立した存在だから。
ボク、自信がないからなあ・・・、だからっ、みんなそうなの! 普段話さない隣で働いている人も、隣の国で働いている人も。ディズニーランドで楽しく遊んでるように見える親も必死なの。厳しいのはアナタだけではない、ワタシだけでもない、余裕のある人なんていない(1%位いるみたいだけど)、隣の芝生も遺伝子「改良」で、枯れる寸前。
そんな世界中のボクたちが、動員されて殺し殺されるのが戦争。声をかけ、手をつなぎ、私たちを利用しようとしている奴らこそ、一緒に倒しましょう!
