「−1.6%GDPショック」にショック | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 7~9月期の国内総生産(GDP)の実質成長率が2四半期続けてマイナス成長になりました(11/18)。
こんなことは、「想定外」で「まさかマイナスとは。想像もしていなかった。」(大手インターネット証券のアナリスト 朝日11/18)とのことですが、いさかか庶民の感覚と離れすぎてて、この「想定外」という受け止め方の方が、よほど想定外だなあ、と思います。

 「分析」として、自動車、パソコン、白物家電等の高額商品の購入や旅行や外食サービスの利用などの分野が落ち込んでいる、とのことですが、こんなこと知ってますよね?

 だって、私たちこそが、そんなものに手を出したい気分ではないし、そんな余裕もない、と感じてるから。

 アベノミクス・・・そもそも、誰に向けられた政策かといえば、99%の庶民ではなく輸出に絡む企業など一部の法人です(そこでもうまくいってないけど)。庶民の現場にいる私たちの肌で感じる感覚でアベノミクスの恩恵を受けた人に出会うことは極めて稀です。企業のほとんどは中小企業ですが、相変わらずの貸し渋りからリストラ、倒産に追い込まれています。

 甘利経済再生相は「アベノミクスは成功しているが、何巡かしないと完成形にならない。時間を与えてもらいたい。」なんてコメントしています。これは、うまくいかない=失敗した政策の言い訳フレーズとして典型です。覚えておきましょう。

 これから、どこへ向かうか。「洪水は我亡き後に来れ」、つまり、俺たちが去った後であれば何が起こってもいいからとりあえず先延ばしよん、というのが「新自由主義」スタンスなので、消費税増税も「とりあえず」先送りです。

 「時間を与えてもらい」「先送りに」して責任を逃れるのが今の政治。私たちや私たちの子どもはその後も生きていくんだよ!未来は自分たちで切り開きましょう。