昔、テレビを見ていたら(昔は今より見ていました)、子どもが大人に質問する、みたいな設定の番組で、当時「ハチの一刺し」で時の人だった榎本三恵子さんに小学生が質問をしていました。「子どもは、テスト、テストで、いつもテストがあるのに、大人はなんでないんですか?」、つまり、自分たちばかりテスト漬けにされて、大人はずるいじゃないか、という趣旨の質問でした。
まあ、私も、大学受験が終わっても、司法試験があって、結構頑張って受かっても司法研修所でも起案やら卒業試験なんかもあって、試験漬けだなあ、とは思ってました。なので、子ども(もう30年以上前か)は、早く大人になってテストの日々から抜け出したいなあ、と思ったりするのは当然、とは思います。
ところで、榎本三恵子さんの答えは、すぐには納得出来なかったものの、その後、そして、今、ああ、ホント、そうだよなあ、と思うものでした。
「大人はね、毎日が試験なの」
榎本さんは、そう答えていました。う~ん、確かにそうですよねえ、大人になると、毎日が勝負っていうか、仕事を前に進められるか、達成に近づいているか、評価されるか、なんてテストに晒されています。仕事じゃなくても、日々の生活でも「選択」が問われることは多くなります。そりゃそうだ大人だもん、緊張感のある日々です。
もちろん、考えようによっては、そういう場に立てる、つまり、テストを受けることが出来る、というのは幸せなことだとは思いますけど、まあ、大人は厳しいよねえ・・・。
ということで、適度に緊張と緩和を意識的に混ぜながら、そして、疲れない身体と心を鍛え上げながら、毎日のテストに備えましょう。毎日、テストである以上、一喜一憂してもしょうがない、総合点で、スレスレでも合格すれば勝ち、まあ、マラソンだなあ。粘って、粘って、粘り抜きましょう!
