有効求人倍率が1.09~1.10倍と1992年6月以来、約22年ぶりの高水準とのこと(5月 7月)。さあ、これで景気上昇、またしても一億総駐留時代の到来♪?
1倍を上回る=人手不足ではありますが、雇用のあり方自体が大きく変容した現在と昔では、全く異なり、求人の6割は非正規職のキツイ仕事。たとえば、「建築土木」だと求人倍率5.56倍だけど、「一般事務」は0.24倍の狭き門のよう。
そもそも、雇用全体の非正規職の割合が約40%で、安定性のない使い捨ての雇用がドンドン増えています。そりゃ、企業にとって「今」必要な仕事はガンガン求人するけど、いらなくなったらサヨウナラで経費削減が「バブル崩壊後」の企業側の新自由主義的生き残り策。働く者が自分の未来の絵(ライフプラン?)を描くことなど到底できません。
なので「人手不足」と言っても、「売り手市場」的感覚はなく、きつい仕事ならいくらでもあるよ、短期で、ワンオペでやってくれない?もしくは日雇いでも?という「寄せ場」的なものではないでしょうか。
雇用は増えてます!なんてアナウンスより、現実の自分の生活、自分の周りの生活、自分の子ども達の就職の可能性を見ましょう。非正規職は、どんどん増えて行く傾向です。このままだと、一億総非正規(いや少子化人口減少だからもっと減るか)になっちゃうかも? それでいいのか?未来はあるのか?
企業と私たちは、運命共同体ではありません。安倍政府が見ているのは大企業だけ。庶民は、企業のため、国家のために、使い捨ての視点。非正規か徴兵動員かなんてまっぴら。そんな時代を変えて行きましょう!
