たぶん、小学校の学級会では、絶対出ないような「ヤジ」。ヤジというか、誹謗中傷発言ですよね、不妊に悩む女性の支援についての発言をする女性議員に「自分が早く結婚しろ」「産めないのか」なんて暴言をぶつけるなんて。
けれど、それを行ったのは議員なわけだから、堂々と私が発言したと名乗りをあげて、その意図を説明すればいいのです。私たちがいわば主権者として傍聴していて「ヤジ」を発言した場合には退場させられることもありますが、議員は、そんなことはされません。自由に「発言」が出来る、だから、その分、責任もありますよね。
誰だか特定できないでうやむやにする、なんてあり得ない。なんか恥ずかしすぎるなあ・・・。
それとも酔っぱらっていたのでしょうか。自分で発言したかどうかもわからない、ということでしょうか。なんとも情けないことですが、これがオトナの議会の現状であり、オトナの責任の取り方というわけです。
弁護士会の総会でもヤジは出ます。あの歴史的な2000年の総会、日弁連が司法改革推進に屈した総会では、「中坊に、『さん』をつけるな!」みたいなヤジが飛びましたが、それは、その絶妙のタイミング、真剣度、などから会場から受け入れられるわけです。
いずれにせよ、発言者は開き直るにせよ、謝罪するにせよ、正々堂々としないと。とても、子どもの見本にはなれないでしょう。「近頃の若者は・・・」なんて言う前に、こんなオトナの議会(ごっこ)を駆逐しないと恥ずかしくてたまりませんよね?
