NO WAR? or・・・日弁連は大丈夫か? | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 5月30日、日弁連総会で「重ねて集団的自衛権の行使容認に反対し、立憲主義の意義を確認する決議」が可決されました。
 可決はされたのですが、議論は、時にすれ違い、極めて不十分なもので、とりわけ日弁連執行部は大丈夫なのか、この時代にきちんと屹立することが出来るのかとても不安になりました。それは、単に弁護士会の問題ではなく、この時代の流れ、ということをヒシヒシとキナ臭く感じたのです。

 会場から「尖閣諸島に対する中国の侵略行為に対して自衛隊はどうすべきなのか」という端的な質問に対し、なんと日弁連の執行部はまともに回答できずに検討中ということなのです!

 これはヒドイ。戦争反対、民衆としての国際連帯という立場ではないのでしょうか。それとも個別的自衛権の行使としての「国防」には賛成なのでしょうか?そもそも、「中国が軍事的脅威として台頭している」というプロパガンダに疑問を呈しないのでしょうか。

 「戦前的」というか、ググッ~と排外主義、つまりアジア諸国に対する嫌悪が浸透しつつあり、かつ、自己の立場を国家に投影するナショナリズムが蔓延しつつある恐ろしい空気を総会で感じました。そして、日弁連執行部は、曖昧で、中途半端すぎます。

 どこの国も国内の庶民の不安を抑えきれないほど恐慌は深化しています。だから、侵略戦争・強盗戦争で乗り切ろうとしているのです。私たちは、そんな今だからこそ、中国、韓国、そして北朝鮮の人々、政府ではなく、人々と手を繋ぐことが、手を差し出し続ける国際連帯の姿勢が必要だと思います。

      LOVE & PEACE それは NO HATE, NO WAR です。