君は僕を忘れるから その頃にはすぐに君に会いに行ける。 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 昔から好きな曲ですが、久々に思い出して聞きました。ユニコーンの奥田民生さんの曲ですが、私にとっては矢野顕子さんの曲。この矢野さんのカバーした『素晴らしい日々』は、本当に、素晴らしいです。まさに音楽の結晶。歌、ピアノ、ギター、パーカッション、すべてが会話しているよう。

 そして、この歌詞。この歌詞については、様々な解釈があるようで、確かに不思議な歌詞です。ネットを見ても、この歌詞については、かなりBlogがありますね。

    僕らは離ればなれ
たまに会っても会話がない
    一緒にいたいけれど
とにかく時間がない
    人がいないとこに行こう
休みがとれたら

    いつの間にか僕らも
若いつもりが歳をとった

    暗い話にばかり
やたら詳しくなったもんだ

    それぞれ二人忙しく汗かいて

    素晴らしい日々だ
力溢れ全てを捨てて僕は生きてる

    君は僕を忘れるから
その頃にはすぐに君に会いに行ける

 矢野顕子バージョンは、どうしようもなく切ない感じに仕上がってます。歌のワンフレーズに込められた情念、ピアノのフレーズ、一つ一つに「意味」が込められているよう。「歌」というのは、歌詞とメロディーやリズムで単純な足し算を越えた何かを生み出す、素晴らしいものだと思います。

 毎日、毎日、そうそう思うようにはいきません。誰もがそうだと思います。音楽に救われる一瞬、昇華されるような気分にしてくれる音楽の力は確かにあります。
 この曲は、一人で運転する車の中とか、皆が寝静まった夜中とか、ともかく、一人で聴くのがおすすめですね。
 どう受け止めるか。それぞれの気持ちのどこか切なく、心を揺さぶる名曲・名カバーだと思います。音楽の力を感じます。