忌野清志郎の高齢化社会 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 高齢者の急増が進んでいて、2035年には東京都では、一人暮らしの65歳以上の人口が約104万3000人になる(全体では767万人に)、という推計が国立社会保障・人口問題研究所が公表とのこと(4/11)。東京では2010年に比して、1.6倍増、とのことです。
20年後のことなので、楽勝で私も、高齢者に含まれてます。高齢化は既に、かなり進んでいるので、2020年のオリンピックで巨大スタジアムなんて作っても、観客も既に大半が高齢者で見えないんじゃないの?なんて指摘もされています。やれやれ。

 忌野清志郎さんの1992年のアルバム『Menphis』というソロアルバムは、スティーブ・クロッパー、ドナルド・ダック・ダン、ブッカー・T・ジョーンズらという夢のようなメンバーが演奏する素晴らしいアルバムで、「雪解け」という曲は斉藤和義さんにもカバーされていたり、隠れた名曲ぞろいなのですが、その中の重心の低いビートに支えられたファンキーな曲に「高齢化社会」という曲があります。

  そうだぜ俺は年寄り 世話がやけるぜ すまなかったな HEY HEY
 若い女を紹介してくれ 俺の腰をもんで欲しいのさ
  いたわってくれ 面倒見てくれ 気を使ってくれ すまねえな
  高齢化社会がどんな社会でも 政府の奴らがやってる事じゃ どうせ俺とは気があわないのさ
  俺は口うるさいぜ そうだ年寄りだからな

 というような、ムチャクチャかつシャレにならない歌詞なのですが、今から20年以上前に、そんな歌を、わざわざメンフィスまでいって、憧れのすごいメンバーを従えてレコーディングするときに歌ってしまう清志郎様の先駆性とセンスには、本当に驚かされます。

 この曲は、長いこと、ピンとこなかったのですが、ようやく、わかるようになってきてしまいました・・・。

 年取ったら、もっと、もっとデタラメで自由でよさそう♪ そんなキブンでいたいものです。