朝鮮半島周辺海域では、アメリカ軍と韓国軍の「野外演習」という名の挑発行為が実施され(4/18まで)、それに対し北朝鮮からはミサイルがドンドン発射されています。防衛研究所の「東アジア戦略概観2014」では、中国の海外進出や北朝鮮の核開発に触れたうえで「緊迫度が急速に増しており、不測の事態への懸念が高まっている」と指摘しています(4日)。
「不測の事態」って軍事衝突、つまり戦争ですよ。こんな時代が、現実に急速に迫ってくるなんて思いもしませんでした。
戦争は、リアルな近未来の現実です。夢でも、妄想でもなく。本当にヤバい時代がきているのです。
しかし、戦争は天災ではなく、また、過失による事故でもなく、人が選択して行う意図的な大量殺傷行為です。だから、止めるという選択を人が行うことも可能です。
これまでも現実に戦争は起こりました、何十万人も死ぬような。一方、革命も起こりました、人々が体制を転覆されました。歴史とは「現実」ということです。
歴史は、客観事象ではなく、私たち人類の選択と実践です。それにより、ドンドン変化する。永遠に続く時代はありません。それまた歴史の真実です。
日本の10年国債は、97年から2.0%を下回り14年1月で0.62%で、これほど超低金利は資本主義の歴史では400年ぶり、とのこと(『資本主義の終焉と歴史の危機』(水野和夫))。
一つの時代の変わり目が迫っており、それでもしがみつこうという勢力が、戦争で切り抜けようとしているのだと思います。
しかし、戦争はそれにより利益を得る者が行うのではなく、動員されるのは私たち大衆とその子どもたちです。何の恨みもない各国の子どもたちが武器を持って殺し合う・・・まったく、馬鹿げてますよね。
戦争で、私たちを殺し合わせるような体制なんかひっくり返しちまおう、というリアリズム。ほんとに、戦争か革命かが、主体的に、そしてリアルに迫られる時代なんだなあ、とドキドキしてきました。
