たかが選挙、されと選挙。東京の弁護士は、7日、9日と二つの選挙を経験しました。しかし、日弁連の明日の意思表示となる会長選挙も東京での生活の未来を決める都知事選のいずれも投票率は約46%と低迷。いろんな理由で、投票に行かない人が有権者の2人に1人、ということです。まあ、都知事選は大雪だしね。だけど、土曜日に投票済ませてしまった人もいるわけだし、それは理由ではないのかもしれません。
私は、日々の生活と仕事の時間をやりくりして、それなりにどちらの選挙にも主体的に具体的に関わりました。それなので、結果を客観的に眺める気分にはならないし、我ながらよく闘った、前進した、と前向きに総括するのも、もう少し後になってからでもいいかな、と思います。
負けたなあ、という悔しさをしっかり噛み締めたいと思います。
一方、土曜日の大雪で、日曜日の朝から雪かきを始めた人は多くいたと思います。雪かきは結構、重労働であっという間に汗かいて、だけど、妙に夢中になり、顔をあげるとお隣さんも、みたいな状況もあったのではないでしょうか。
今朝、駅までの道は、坂道を含めほぼ雪かきが出来ていて、受験生の息子が「みんないい人たちだねえ」なんて言ってましたが、確かに、雪かきというのは、自分だけの為じゃない「自分たちのため」という意味で「公共的」な行為で、そこにやりがいもあるのだと思います。
「選挙」も「雪かき」みたいなもので、「自分たちのこと」とどれくらい認識するか、かつ、シャベルを持つ、みたいに投票用紙を、ということなんじゃないかなあ、と思います。
まあ、私は、子どもと遊びがてら、投票も雪かきも出来る範囲でやっただけですけどね。
それでも、選挙は、ちょっと頑張った分、悔しさもあります。頑張らなければそれは味わう必要はなかったわけですが、この「主体的に関わり、思い通りにはいかない」という感触をしっかり受け止めて、そのうえで、次に向かおうと思います。
