ストーンズを初めて聞いたのは、高1のとき。同級生のイマモトくんが、カセットテープをくれました。A面がストーンズの初期の曲で、B面がはっぴいえんどという、今思えば、なかなかのもの。但し、この頃は、世はクロスオーバーやらが流行っていて、ギタリストしては、ラリーカールトンの『ルーム335』がマスト!みたいな時代だったので、ピンと来ませんでした、キースのジャカジャ~ン♪には、まだ。
高三の冬、突如、RCサクセションの『プリーズ』を買い、だんだんとブラックミュージックに魅了されて行く中、ストーンズのSTART ME UP辺りのルーズな感じのかっこよさがわかってきた次第。バンドの名前もブルーズマンであるマディ・ウォーターズの曲名からきているという話も知り、ブルースやR&Bにも興味を深めていきました。
どなたかが、「あか抜けていないのがあか抜けているのだ、ストーンズは」みたいなことをおっしゃっていましたが、まさに、そう。ビシッとはしていないサウンド、ミックのうまいかどうかよくわからない歌、キースのテキトーにしか思えないリズムギター、チャーリーワッツのシンプルなドラム、ビルワイマンの不気味な存在感。そして、バンドの創始者であり核とされるブライアン・ジョーンズに至っては、あまり何をやっているかもわからない・・・。
まあ、ビートルズと比べても、目指しているものがぜんぜん違うんだなあ、と。子どもにはわかりにくいバンドだと思いました。
ともかく、今となっては、やり続けていることが嬉しい、というか、励みですね。ミックは70歳。まったくそうは見えませんけど。まあ、都知事候補者と同い年くらいってことですね。
ストーンズが、ずっと頑張っている、ともかく、バンドを続けている、自分が高校生の時から、今までずっと・・。
よ~し、まだまだ、がんばらないと! KEEP ON ROCKIN!という気持ちにさせてくれます。
祝、来日。
