毎日の生活と政治 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 朝、子どもと家を一緒に出て、小学校の近くまで手をつないでいく。公園の木が紅葉から枯れ木に変化し、そしてまた、芽を出す。そして、事務所で毎日の仕事を行っていく。家に帰って酒を飲む。ギターをつま弾き、本を読む。

 こういう毎日が、やりがいがあって充実して過ごせれば、文句はないでしょう。もちろん、環境が安全で、自分を含め人々が健康であることが前提です。

 では、その前提が危ぶまれるときは? 例えば、放射能汚染の危険があり、戦争に動員される恐れがあり、さらには、仕事がなくなる、非正規になる、安定しなくなるなどの恐れが生じたら?

 そういう場合は、なんとかしなければならないでしょう。そして、それは、自分で、自分たちで、なんとかしなければならない、ということです。

 それが、政治と言われることであっても障害になるでしょうか。

 政治的な意見を発信したり、行動するということは、日々の生活の為に行うこと、だと思います。私は、いわゆる「政治」も「選挙」も好きではありません。ただ、自分たちの日々の生活に、子どもたちの未来の世界に、関係があるから、何かを訴えたり、立候補したり、デモに出たりするのです。

 もっといい方法があるでしょう。「もっと、やり方があるんじゃない?」と。そういうアイデアがある人は是非試して、教えて欲しい。
 絶望している人もいるでしょう。「どうせ、何をしても運命は変わらないよ」、と。そういう人は、何かをちょっと試みて欲しい、それでも、ダメなら、それから絶望して欲しい。
 
 原発も戦争も「運命」ではありません。人の選択です。だから、変えることは出来る。若い人は、「どちらでもいい」というスタンスが自由だと思っているように見えます。しかし、「決めない」というのは、「運命」を許容するということであり、無責任だし、なんというか、潔くない。

 ともかく、決めること。その為に、考える。そして、それを表明すること。それが大事な時代だと思います。一人一人の決断が注目されている時代です。