普段ランニングしたり、ゴミ出したり、夏のラジオ体操や、お祭り、盆踊り、年末の火の用心などで、近所の年配の方々とだんだん親しくなってきました。 道で会えば、ちょっと挨拶や立ち話。よく会う近所の方に息子が算数を習いに通っていたこともあります。子どもの通学路にある家の方と「バラが綺麗ですね」「ありがとうございます」みたいな会話もします。子どもの成長を見届けてくれている感もあります。
一方、この夏、「私、熱中症でしばらく倒れていたのよ」とか、別のご老人も「足を折ってしばらく入院していたの」など、一人暮らしの方に心配なことも起こります。
先日、新聞にも新宿の戸山ハイツの「孤独死」の記事がありましたが、なんか心配ですね。地域的なコミュニケーションとかは「町内会」みたいな形である程度機能しているようではありますが。
高齢化と少子化の時代です。もちろん、それをそのまま許容していてはダメで、「類」としての希望が持てる未来にしていく必要があります。
それにしても、現時点では、妙に細分化された「世代」間のつながりを回復するというか、再構築するというコミュニケーションを結ぶということがあってもいいのでは、と思います。
弁護士の世界でいっても、80代の弁護士と30代位の若い弁護士が、もっと繋がったらお互い面白いのになあ、と思います。若い弁護士にとっては、「あの判例に関わった人」か、ということもあるでしょうし、逆に先輩弁護士が、若い弁護士に刺激を受けることもあるでしょう。
何かと世代ごとに「整理」されることが多いと思います。統計、マーケッティング、などなど・・。しかし、「知恵」は世代から世代に継承されるものでしょうし、もっと、縦に繋がってもいいのでないでしょうか。それは、きっと楽しいことだろうな、と思います。
