離婚事件は常に複数、携わっています。一件、離婚事件が終了しました。今回は、私は奥さん側の代理人でした。イロイロな経緯で、双方が、探偵(調査会社)に依頼し、双方から写真(いわゆる『調査報告書』)が出されました。いわゆる「不貞」の立証です。大抵は、ホテルに男女で入るところ、ないしは、不貞相手の家に男性ないし女性が入るところ、及び、出るところの動画及び写真などです。
まあ、弁護士なら、よくある話で、写真も見慣れたものだと思います。
しかし・・・今回、相手方から出された写真は、意外なものだったのです!
相手方の弁護士が、交渉の際に、見せてきた写真には、当方の依頼者の奥さんと男性が親密な様子で話をしている様子。寄り添うように歩く姿。まあ、ちょっと「不貞」としては甘い写真だなあ、でも、まあ、こういうのも、よくあります。
しか~し、男性が!
な、なんと、私じゃあありませんか! 家庭裁判所の待合室で、話している私と依頼者!調停が終わった後、弁護士会館の前を並んで歩く私と依頼者!白昼のスキャンダル!?
「な、わけないですよねえ」で終わりましたが、ちゃんと仕事してくださいよ、探偵さん!手抜ききもいいとこだなあ・・・。そもそも、家裁の待合室を撮影するのは、どうなんでしょう?(「待合室の可視化」かっ!?)もちろん、そんな写真は証拠にはなりません。それにしても、こんな写真を持ち出されることなんて、あるのかなあ。
本日、双方納得で離婚成立です。やれやれ・・・。
