ポールニューマン主演の映画『評決』で、こんな台詞があったと思います、先輩弁護士が後輩の弁護士に諭す場面です。
曰く「依頼者は、キミにベストを尽くして欲しいわけではない」
「依頼者が求めていることは、勝つことだ」と。
これは、まさにその通り!と思います。厳しい事実ですが、やはり結果は重要。もちろん、何が結果か、という問題もあるにせよ、です。
勝つ、実現する、ということに、徹底的にこだわることは大事です。事案によっては、負けない、ともかく、負けないという。
その為には、様々な解決のオプションを検討し、粘り、あきらめないということ。かっこ悪かろうが、なんだろうが、躊躇せず、行動し、やり抜くということだと思います。
弁護士は、士業(さむらいぎょう)であり、法廷でも交渉でも、基本は対峙する関係の仕事です。時に、権力や社会的な勢力とも対決しなければなりません。時に、圧倒的に不利な案件を担当しなければならないのは当たり前です。
あきらめない、というのは「言う易し、行うは難し」です。時に、狂気のような信念が必要。ともかく、改めて、今、勝ちにこだわりたいと思います。
