昨夜、秘密保護法が成立しました。この法律の危険性、つまり、権力側にとっての使い勝手の良さは明らかで、私たち民衆にとっては、余りに酷い法律です。成立させた政府の目的は、軍事体制=「安全保障」です。「新たな戦前」に今をしないためには、この法律を施行前に廃止に追い込みましょう、その力は私たちにあります。
私は、昨夜、国会前に数万の民衆の一人として仲間の弁護士と参加しました。
写真は、その最前線にいる警官の列。警官の後ろに国会があります。
警察という「合法的暴力」は、既に、私たちの方を監視し、酷いことをしている国会=権力を守っています。
議会なんて4年に一度、ちょっとチェックできるだけのおしゃべり小屋、みたいにレーニンらは言っていたと思いますが、昨夜の国会での民主党のパーフォーマンスも含め、国会の中で行われていることは「茶番」です。今更ながらの人気取りのお約束のパーフォーマンスに過ぎません。マスコミはこういう「絵」が好きですが、大事なのは、政府と私たちの関係、つまり暴力(警察)の向きです。
秘密保護法は、警察の力をますます強めます。秘密漏洩の監視の名目で、盗聴、メールのチェック等がより「合法化」する畏れは高まります。
この間、80歳代の戦争を知る世代の弁護士の先輩の話を聞く機会がありました。戦争の時代は、情報統制の時代で、軍隊が中国で何をやっていたかを知ったのはずっと後だったと言われていました。
歴史を繰り返させないよう、未来を自分たちで選びましょう。まずは、事実を伝え、仲間と語り合うことです。この法律は危険です。
