本日、「国家安全保障会議設置法」が衆議院を通過し、今月中の成立の見込み、とのこと。
そもそも、「安全保障」という言葉の響きはともかくとして、その意味は、ずばり、国防問題、つまり、軍事・戦闘、戦争ということです。
つまり、もし本当に成立すれば「国家軍事会議」という「司令塔」を設置することが、2013年11月に決まるという歴史的な意義を持ちます。
この新設される「国家安全保障会議」は、首相、官房長官、外相、防衛相の4人だけで開催ができ、「国家安全保障事務局」という常設の事務局も置くもので、つまりは「非民主的かつ恒常的な軍事司令塔」を日本政府は持つ、ということです。これ自体、ある意味、改憲の前倒し、ということになりますし、他の国には、軍事国家化への宣言と映るでしょう。
さらに、特定秘密法が成立すれば、私たちの時代、つまり現在は、もはや「戦後」ではなく、「戦前」ということになるかもしれません。
結構、みんな戦争でもいいと思っている、ということなのかな?なんか、他人任せというか、適当にスイスイ、戦争法案が通っていくのは、私は納得出来ないし、その旨を各所で言葉にしているけど、黙っている人の方が多い印象です。これは、すでに「戦前」的ということなのかもしれません。
身近なことだと思っていないことが、あっという間に近づくことはあります。
・・・時代の曲がり角、でしょう。しかし、もちろん、まだ、曲がり切ってはいません。
戦争に反対するなら、今です。間に合わなくなく前に。
