国家の秘密は焼却? | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 今度の臨時国会で成立をめざすという「秘密保護法案」。この秘密保護法案では、①防衛、②外交、③安全脅威活動、④テロ活動の分野で「外に漏れると国の安全保障に著しく支障を与えるおそれがあると行政のトップが判断した場合」に「特定秘密」として指定され、それを洩すと、民間人を含め最長10年の懲役刑ということです。
 様々な問題が含まれていますが、そもそも、国家の秘密、それも国民に対する秘密ってあっていいのでしょうか。まがりなりにも「国民主権」なのに。
 基本的には「安全保障」、つまり戦争・軍事の分野が秘密、ということです。

 例えば、今やっている「安保法制懇」での集団的自衛権の議論の内容なんて、当然「特定秘密」なんでしょうね。
 そして、秘密にされたことも秘密にされたまま、ドンドン軍事国家化していくということでしょう。

 国家の秘密なんてろくなもんじゃない、ということです。そもそも、戦前でも裁判記録は保存義務があるにも関わらず、横浜事件の判決・訴訟記録などは、国家の保身の為、違法に焼却されています。最近では宮内庁でも、そのような指示があったことが明らかになりました。
 国家にとっての最大の秘密は、責任追及されないこと、つまり保身です。その為には、法を破ってでも秘密にする=焼却までやってしまう、ということです。
 秘密保全法なんて、とんでもない! これ以上、国家の秘密を拡げることに反対です。
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