低い方がいいに決まってんじゃない!と大人の私たちは、思いますよね。雑誌でも、「相続税対策」を謳った特集は、いつも注目されています。相続税対策というのは、結局、出来るだけ相続税を納めずに済ませる方法、ということですよね、税金は低い方がいい、という大人の庶民の感覚を大前提にしています。
ただ、相続で言えば、税制改正があっても、関係するのは、年間亡くなる方の4%が6%位に増える、ということであって、大方=95%位の庶民は、相続税を心配することがないわけで、経済誌等の「相続税対策」特集が頻繁に組まれるのは、ちょっと不思議だなあ、と思ったりします。どなたも、たどれば、4%ないし6%のどなたかとご縁がある、ということでしょうか。
税金がかかろうと、かかるまいと、いわゆる「争続」となることはあり、ここでいろいろ弁護士がお役に立てる場面は確かにあります。一番いいのは、しっかりと判断出来る時点で、しっかりとした公正証書遺言を作っておくことだと思いますが、しっかりしている間はなかなか出来なかったりしますね、自分が死ぬことを想定できないことが多いし。だけど、ある程度、資産が出来たな、という場合で、相続人が複数いる場合は、早めに遺言を書く、ということはあってもいいのかもしれません。
まあ、なければないで、誰も期待しないわけで、生きている間に使い切る、というのがいいかもしれませんけど♪
ところで、息子の結論は、作文の出来はともかくとして、「高くてもいい、その代わり無駄をなくし、社会保障の充実を」ということでした。う~ん、大人の日常感覚では厳しい「大人の選択」かもしれませんねえ・・・。
