近未来として想像して見て下さい。
20**年、日本の国防軍が「集団的自衛権行使」の名の下にアメリカ軍と共に、事実上、某国を侵略・分割併合した。その三年後、「3.11」のような大地震が再び起こり、情報もライフラインも途絶えた中で、そして、その国から、生きる為に日本に来て、厳しい条件の労働を強いられている某国人労働者らが、「遂に、立ち上がり、計画的に暴動を始めたらしい。水道に毒を入れたり、日本人に反乱を始めたなう(*後に、デマだと判明)」という噂がツイッターやメールで伝わってくる・・・。
そんな折、隣近所で普段は、おとなしく見える、やはり厳しいブラック企業で働いている青年たちが、ここぞとばかり、日々の鬱屈をはらさんと血気盛んな勢いで、バットや出刃包丁を持ち出し、「俺たちは日本人だ。日本人は、日本人を守る。日本人を恨んで何をするかわからない外国人と闘う。武器を持てる人、家族を守る気概のある人は日本人として一緒に闘ってくれ。」と目の前に現れたら・・・。
政府により戒厳令(憲法停止の緊急事態権発動)が布かれたらしい(これもツイッター)。警官は、青年たちの様子を見ながら、特に止めることもなく、むしろ見て見ぬ振りをして放置している状況・・・
あなたは、その空気の中で、「私は、加わらない。」と断ることが出来るだろうか。断った途端に「お前は、非国民だな。自分の事だけ考えているんだな。それとも、お前も奴らの仲間か?違うなら一緒に闘え!」と追いつめられるかもしれない。
私は、この「想像」がとても恐ろしい・・・1923年9月2日、当時の社会主義者でさえ自警団に加わった、その時の殺気立った空気・・・。
二度とこのような「空気」は生まれないのだろうか。新大久保の「良い韓国人も悪い韓国人も皆殺せ」というプラカードは、誰の、何も、呼び起こさないのだろうか。 その時、私は抵抗できるのだろうか。
私は、自分の勇気にそこまで自信がありません。
だからこそ、そのような「空気」が生じる前に、その「空気」の芽を摘み取りたいと思います。その為に、「想像」ではなく「抵抗出来なかった民衆の歴史」をしっかり振り返ること、本当に、6000人以上の朝鮮人を官民一体で虐殺してしまった歴史を知ることが必要だと思います。そして、何故、そんなことを人は犯すのかを、しっかり検証し、歴史の真実を伝えたいと思います。
今なら、多少の勇気を出して、伝えることが出来るので、伝えます。