父母の郷里 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 私は東京の新宿生まれですが、父母の郷里は、高知県の足摺岬の西側の港のある小さな、小さな下川口村というところです。四万十川を越えて、さらに、ずっと先。番地もいらないような小さな村でした。
 私が子ども頃は、東京からだと、新幹線で大阪、大阪から在来線で岡山、岡山の宇野から高松へ宇高連絡船、高松から高知まで土讃線、高知から中村までさらに鉄道、中村から土佐清水市までバスの乗り継ぎ、土佐清水市から下川口村までは自動車、というハードな旅路が苦痛でした(泣)。

 ここまで都会から離れていると自然は本当に豊かでした。川が海に流れ込むところでしたから、鮎も、鰻も、そして、海の魚たちも穫ることが出来ました。
 そこで育っていた私のいとこも潜ってタコを穫ってきたりしてくれて、それは、それは、都会っ子の私にとってはヒーローでした(今は、二人のいとこも弁護士です)。

 しかし、この近くにも原発の誘致の話はあったようです。日本中の同じような自然の豊かな場所、そして、都会から遠い場所に多く原発が所在しています。聞くところによると『釣りバカ日誌』の撮影は魚が多く釣れるところで行っていたそうですが、原発を映像に映り込まないように苦労したとか。

    失ってはいけないことは、やはり、あると思います。
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