TPP加入後に私たちが食べるもの | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 アメリカの大豆は90%以上、とうもろこしは40%位、遺伝子組み換えが既になされている、とのこと。さらに、イラクやチリ、その他の国にも遺伝子組み換え植物の種がばらまかれているようです。「ターミネーター種」というのも開発され、それは、一回で枯れる、要するに種を作らない植物とのこと。もちろん、次の販売に向けての戦略商品です。
 TPPに加入して「自由」貿易圏が拡大すると、日本にも、大量の遺伝子組み換え種子が流入してくるでしょう。
 「地産地消」と真反対のグローバルな食生活、世界の食品が安価に手に入ります!ということですが・・・。

 そのうえで、食品の表示に、遺伝子組み換え植物か否か、とか、どこが産地か、とかの表示を「関税障壁」として「自由」に反するから禁止される可能性も大です。
 

 「風評被害」と言いますが、子どもいる家庭では、未だ福島第1原発周辺の地域の食物にはなかなか手を出さないのが現実だと思います。政府も、東電も「後出し」で情報公開してくる以上、風評被害であることが証明されるまで自分で自分を守るしかありません。
 しかし、表示がないのでは、いったい自分が何を食べているのかもわからなくなってしまいます。恐ろしいことです。

 自由貿易というのは、あくまでも「大企業」の営業の自由です。農作物も完全に一商品であり、人が絶対に必要とするものであるから価値ある商品、ということのようです。そして、その「自由」の障害になるものは排除していく、これが企業の資本の論理です。

 この本には、日本のTPP加入後の近未来が描かれています。食品も医療も教育も公的サービスも刑務所もすべて「商品」としてしまう世界。
 
 TPP加入・・・よ~く考えた方がいいと思います。
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