「上場企業、営業益33%増 東証一部596社 円安効果、鮮明に」という見出しのイメージは、「おお、アベノミクス、いい感じじゃん」というところでしょうか。
まず、596社というのは、日本の稼働企業数200万社のうちの0.02%程度です。
さらに、記事を良く読むとスズキは「営業利益は為替差益だけで177億膨らんだ」とのことです。つまり、売上高というよりも、円安というだけで営業利益が増加している、ということです。海外生産→海外販売の企業は営業利益増加ということになるようです。
業種によっても、異なるようで「ANAホールディングスは、営業損益が56億円と赤字」とのこと。
いずれにせよ、0.02%の世界の話ですけどね。
基本的には、私たち庶民には関係ない、これが「アベノミクス」ということになるのではないでしょうか。安倍政権が誰の顔色を伺っているか、よく見極めましょうね。
