今となっては、自分の親とも仲悪くないですけど(父親は死んでしまいましたが、後年は一緒に弁護団活動しました)、中学生や高校生の頃には反撥しました。その頃、ロックミュージックって、「不良」(今、いるのか?!)が好きな、大人の世代が嫌いな音楽という位置づけで、エレキギターを持つなど褒められたことではありませんでした。まさに隔世の感がありますが、思えば、そういう存在だからこそ、ティーンエイジャーの私も強力に惹き付けられたのだと思います。
親や先生や周りの大人の世代が絶対に薦めないもの、応援しないもの、むしろ、眉をひそめるもの、そういうものとしてのロックです。
割とおとなしい子どもだったと思うのですけど、ともかく、中3の頃には(今、中3の息子には言えないけど♪)、ジミヘン、クリーム、レッドツッぺリン、ディープパープル、ジェフベック、エリック・クラプトン、オールマンブラザーズなんてギタリスト中心に聴き漁ってました。そして、高校入ったら絶対にロックバンドをやろうと決めていました。
これは、まさに自分で選んだこと、という気がします。ロックを選んだ、エレキギターを選んだ、という。
自分の意思で、誰にも薦められず、選んだものがロックだったんだなあ、と思います。それでよかったな、と。