自分の声 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 先日、k2やチョモランマなどヒマラヤの山に登っていた方の話を聞きました。
 まさに宇宙に近い場所で、何ヶ月も体を慣らしながら、アタックをかけ、さらには、自分の声に従って諦めるという経験もあり、との話。また、雪崩に飲み込まれ、人生がまさに走馬灯のように頭を駆け巡り、自分の遺影まで見えたとき、暴れて雪の上に顔を出して行きのびた経験などなど。
 しかし、とても、穏やかな雰囲気の方でした。今は、人と一緒に、自然の中に身を置く、というスタイルの登山をやっているとのことでした。

 自分の声、自分の中の違和感を大事にする、という話が印象的でした。世俗にまみれた日常では、そういう自分の声なんて聞こえもしません。そもそも、声を出せるのかも怪しくなる・・・。

 じゃあ、山に入ればいいのか、という単純な話ではないのでしょう。しかし、時に耳を澄まして、意識して、自分の声に耳を傾け、選択することは必要なのでしょう。
 何を信じるか、というのは、法律家は、時に迫られます。そのとき、論理的な直感力みたいなものは、やはり必要なのではないかと感じます。
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