デモと日常 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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  デモと日常

 トルコもブラジルも、デモが盛り上がってます。しかし、日本もちょうど一年前の今頃、20万人とも言われる人々が原発再稼働阻止を求めて首相官邸前に集まりました。
 具体的なきっかけ、テーマはなんであれ、世界中の人々が、生活に不満を持っている、やってらんね~!と思って、街頭に出ているのだと思います。
 ブラジルでは、ワールドカップを行っているスタジアム関連施設に巨額の税金を投入しながら、庶民の足である公共交通機関の料金を値上げするなど、人々のためにならない税金の使い方に不満が爆発しています。
 安倍首相も日本を「世界で一番企業が活動しやすい国」にすると宣言しており、働く人々の生活よりも「企業」を重視しています。アベノミクスでも、俺の生活はちっともよくなんね~!というのは、「企業」じゃない以上当たり前ということなのです。まったく納得出来ないですよね!

 しかし、「さて、じゃあデモへ!」という具合にはならないのが、普通に生活している人々の感覚ですよね。
 まあ、そうですよね。デモってなんだか特別な人がやる、アブナイ行為?警察にぐるぐる囲まれているときもあるし、逮捕されちゃう場合もあるし・・・。
 あんまり、デモのような直接的な民主主義が盛んになることを、政府・資本は恐れているので、「悪いイメージ」を意図的に蔓延させていると思います。また、「中立公正をよし」とする、つまりは、「安全・無害なモノいわぬ奴隷」みたいな状態にみんなをしておきたいんでしょうね。いずれにせよ、デモに参加するって、なんだか勇気いりますよね、それはわかります。

 デモは日常の延長にあります。日々の生活の圧倒的不満と繋がっています。もちろん、デモに参加するというのは、積極的で主体的なことですが、ともかく、「みんな一緒」という感じがすごくいいです。
 写真は昨年の6月29日の首相官邸前ですが、どんどん人が増えてきて、味わったことのないような自分(たち)の力の自覚がありました。
 何でも出来そう、何かを変えられそう、そんな自覚です。

 デモに、気楽に参加してもいいと思います。少なくとも、フルマラソンよりは楽ですよ(笑)
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