現行LEGACYは・・・・登場して数年が経過しますが、みなさん「格好いい」って思いますか?
 私は実車を初めて見た時に「なんでこんなカッコ悪い車が出てくるんだろう。現代日本で。ホンダのステップワゴンと共に醜悪なデザイン1・2を競ってるぞ。」って思いました。
あれから何度もこの車に乗っているんだけど・・・いまだに「先代の方がずっと格好いい」って思っています。

富士重工業(いや、スバルか)は、すべての日本企業が円高に苦しめられたここ数年間のうちに業績を伸長させることができた数少ない製造業の会社です。
その源泉は・・・少なくともデザインの力じゃないんだな。この後のインプレッサでもデザインチームは、おかしな線を引いているから。(あれ、ほんとに一体誰がやらせているんですかね?)

「ものが有り余っている時代、みんなの所得が年々下がっている時代にどのようにして生き残っていくのか」を体現して見せている工業製品です。現行LEGACY。

「日本人の独自技術」と言い切っていいあのEyeSight Ver.2は・・・・
最初、レンタカー会社の方に「あ、ええ・・・やかましいんですけどね。」というよくわからない言葉と共に送り出されました。
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「一体なにを言ってるんだろう・・・・」
という疑問は、数分後には解消されました。
EyeSight Ver.2は確かに一般道であっても作動しているんです。カーブにくると「ピー!」とけたたましい警告音が。
「????」

この機能って、カーブの侵入や、道路の白線を見張っているんですよ。常に。速度に関わらず。
これ、煩わしいと思う人がいるかもしれませんね。
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どおりで「OFF」のボタンがついているんだ。ま、私はOFFにしないで済む運転に変更しますけどね。

「機能がてんこもりで、それを使いこなすために取扱説明書を読まなければならない」という家電的な品物だったらヤだなあ。EyeSight。
まったく取説を読まずに高速道路に進入。さて、このステアリングスイッチはどう使うんだ?
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とりあえず、ただのクルーズボタンのようだ。CRUSEを押して、ある速度域にきたら、SETスイッチを動かす。
で、慎重にアクセルから足を離すと。。。フムフム。普通のクルーズコントロール開始。

前のダンプが迫ってきた。。。。どうなるんだ?
おおっ!ちゃんと前方のダンプの速度に合わせてスピードが落ちた。
試しに追い越し車線にそのまま出てみると。。。再び設定速度に自動で増速。へ~、こりゃ便利だ。
どうもこのCANCELボタンの脇にある横棒ボタンが車間距離の設定になるらしい。とにかく一番車間距離を取るようにセットしよう。

高速道路を一気に200km程走行。
片足を完全に離しておけるっていうのは、だいぶ楽だねえ。車線をはみ出ると、いちいち警告音が出るってことは。。。もうすぐステアリング側も自動制御できそうだね。

高速道路を降りて、速度を55km/hに変更。最初の信号停止にやってきて。。。どうなるんだ?
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この瞬間。。。。猛烈に感動しました。
念のため、ブレーキに足を載せていたのですが。。。。全くその必要がなかった。ちゃんと前走車に合わせて0km/hになった。恐ろしいくらいスムーズに完全停止した。

なんと言ったらいいのか。。。カタログでは「前方の障害物を認識すると自動でブレーキをかけます」という表現になると思います。
しかし、非常に高精度なんです。その制御の仕方が。
だって文章で表したら「停止します。」だから、どんなブレーキの掛け方でも全然構わないんですよ。
でも、このEyeSight Ver.2は、「乗っている人たちが不快に感じないように」慎重にブレーキをかけます。
ほとんど体に揺れがなく、完全停止しました。
試しに青信号になっても、アクセルを踏まないでいると。。。あ、やっぱり全く走り出さない。
ここで、クルーズコントロール機能を完全にOFFにしました。

「日本人が独自に考案したカメラを使った自動ブレーキシステム」という紹介の仕方になるんだと思いますが。。。。私はその「目に見えるハードウエア」を作った人たちだけでなく、ソフトウエア技術者の皆さんを讃えたいです。
このEyeSightだけでなく、LEGACYにはソフトウエア技術者の皆さんの細やかな心配りが感じられるスイッチがもう一つあります。

残念ながら撮影していなかったのですが、シフトゲートのところにある「ダイヤル」です。
このダイヤルをまわしていくと。。。

本当に車の性格が変わります。単にエンジンの燃調マップを変更しているだけではないです。
ステアリングとアクセルだけでなく、ひょっとしたらダンパー周りのセッティングも変えているのかもしれません。そのダイヤル操作で。

「i」のモードで走っていると、燃費走行なのか「ちょっと力が足りないかも」とは思うときもあるんですけどね。(そういえば、燃費が2012年モデルから大幅に向上しているようです。それまではどんなに静かに走っても11km/Litterに届かなかったのですが、2012年夏以降に借りた車両は、すべて14km/Litter近くまで伸びています。最初はなにかの間違いかと思ったんですが。)

すごい車だと思います。本当に。
日本は、「モノ作り国家」なるうそぶいた言葉で(そんなものとっくの昔に消滅しているのに)「目に見えるもの」「手に取って重さを感じられるもの」にしか注目せず、黙々とディスプレイの前でコードを打ち込んでいるソフトウエア技術者を軽んじてきた。
でも、富士重工業は違ったんだなあ。
ディスプレイの前でコードを打ち込むばかりでなく、実際に自分たちで車の運転をすることが大好きでなければ、あんな自動ブレーキの掛け方はしないだろう。
本当にすごい車。LEGACY。何度も何度もその言葉を使うけど。

この分野での定番であるポイントも外装はカッコ悪くなっても、ちゃんと押さえてる。
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真っ平らの荷室。
リヤゲートフックのところでも引っかかりがないデザインになってる。
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一つだけ、残念なことがあるんですよ。ええ、あの「カッコ悪い外装デザイン」以外のところで一つだけ。
はい。質問です。
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この「P」マークのスイッチ、電動駐車ブレーキなんだそうです。(スピンターンができない車両ということになる。)
「どう操作するか」一目で分かりますか?皆さん。

日産リーフのパーキングブレーキデザインにも戸惑いましたが、まだあちらの方が慣れが早かった。

このスイッチ、かがんで撮影を行ったので、白い文字が読めますけどね。
運転席に座って、上方から「パーキングブレーキってどれなんだろう?」と探しまわったあげく。。。
結局、何年経っても「パーキングを効かせるって、引くんだっけ?」と試しています。(実際には文字に書かれている通り、逆の動作。)

このLEGACYという車両は、どの個体も、ものすごい走行距離を走っています。
最初は、「スキー場が集客に苦しんでいるというけど、今でもみんな、冬になるとこの車を指名するんだな。」って思っていました。

ただ、何回か借りているうちに気がついてしまったことがあるんです。
「今日も結構距離を乗ったのにあまり疲れなかったな。」

同じことを。。。。一台だけ自然に思った車がある。

そう。SKYLINEとこのLEGACYだけは、一日の走行を終えた後に自然と「あまり疲れないで済んだ。」と思うことがあった。
車両の大きさがそう思わせるのかと思ったけど。。。。最新のマークXは。。。そうじゃない。旧型に比べると、だいぶ車体の動きもよくなったけど。

「なぜそう思うのか?」
明快な答えが出せないです。
でもSKYLINEとLEGACYは疲れない車だと思っています。何度乗っても。
フーガも。。。あれぐらい車体が大きくなると、逆に気を使うことも増えてしまう。。。からなのか?
自然とは思えなかったなあ。「疲れなかった。」とは。いつか書きましょう。フーガのお話も。

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やっとこの車のことを書けます。スズキのSwift。
何度も乗って・・・・一番最初の印象そのままの車です。
「こんな形の車の中で・・・最も優秀。他の車に乗る必要が無い。」

あ、ちょっと修正すると、「こんな形の車で、荷物も一杯載せたい人」は、HondaのFitです。
あの「良くできているけど残念な車」ね。

このスイフトは・・・「日本車の似たような寸法の似たような格好の車達」を全くチェックしていないと思います。
その証拠は・・・・はい。荷物室の形状。
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買い物したものをバサバサっと載せたのですが、ここまでです。4人乗りの状態だと。
しかも、ゲートと床面に段差があるし。
「後ろのシートを折りたたむとたくさん載せられるんでしょ?」

先に言っておきます。Fitを知っている人たちが見たら、とってもガッカリする結果になります。
こんな感じ。
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これ、載せている箱は、1220×910mmの箱です。
まあ、載せられるんですけど・・・シートを折りたたむとものすごい段差ができるので、先ほどのあの写真(バサバサ荷物が載せられていた)の空間が丸々空きます。

「荷物を簡単にたくさん載せる」なんてことは、全く考えていない車です。
一体なにを狙っているのかというと・・・・ボディです。この車、とにかくボディがすごくしっかりしてる。サイドとバックエンドのシルをしっかり通してあって、そこにドアを取り付けている構造なんです。(初めに開口部の大きさありきではない。)

その効果は・・・・足回りにすごくでています。
固い足回りではないです。ちゃんとロールしながら、でも、グラッとせず気分よく旋回できる。
先代の初期にあった「明らかに電動パワステ」というへんな重さの変化もなくなっています。
断言できます。「今、日本車で足回りが最も優れている車」の一つであると。
特にホンダやトヨタの「似たような形、似たような大きさの車」に乗った直後にこのスイフトをドライブすると誰でも衝撃を受けるはずです。
その差は・・「作っている人たちは車を運転するのが大好きか?」ってところだと思うんですけどね。
このスイフト・・・確かヨーロッパチューンのRSとかまであるんでしたっけ?
どれだけ運転が好きなんだよ。みんな。

少し気になるのは・・・先代とすごくデザインが似ているので、てっきり大きさも似たようなものだと思っていたのですが・・・これ、先代に比べるとかなり車が大きくなっているんですね。
ここまで大きくしちゃうと・・・先代ぐらいの大きさの車を求めていた人たちをどうフォローするんだろう?
実は、レンタカー会社によっては、この車両の「旋回半径が明らかに先代よりも大きくなっている」ことを要チェック項目にしているところもありました。
都心部だともはや「気楽に運転する」大きさではないところの・・・一歩手前かもしれないですねえ。こんな形の車だからこそのチェック項目なのかもしれないけど。

それと、実は何度も指名して確認したことがあって・・・
この車両「40km/hから50km/hのところで、アクセルの感触が大幅に変わる」ポイントがあります。
その領域で・・切り替わるような音もするので、駆動系で何か作動するものがあるみたいです。
市街地での「気分よくエンジンが回っていく感じ」が高速道路に入ると「簡単にはエンジン回転が上がらない」ようにワザとセッティングされている節があります。

それでも私のイチ押しです。Swift。とにかく足回りがものすごくいい。
女性の方にだって、その良さは絶対わかりますよ。私の知り合いの年配の女性で、通勤車両が歴代トヨタ車(コルサセダン→歴代Vitz→最新Vitz・・・・にはならなずに)から、このスイフトにわざわざ乗り換えた人がいますから。
近くにスズキの販売店なんて無かったというのに。

ポイントはどんなところか?
「室内の作り」です。
空調ルーバーを収納する時の動きの感覚と、そのデザインに本当に感心させられます。
すごいことなんです。本当に。レバーを使ってルーバーを閉めた時にその羽がすべてピシッと閉じているでしょう?
この激戦区(コンパクトカー)で、ここまで空調ルーバーのデザインに気を使っている車に私は乗ったことがありません。

それともう一つが「メータ」
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どう?
アナログ指針の先に赤いLEDが取り付けてあって、本当に見やすく作られているんです。
「機能を表すデザインとは?」
このメータがそれを表現していると思います。

スズキは、先代のアルトのあたり(現行キャリイが出てきた頃か?)から、はっきりと「優れたデザイン」をする会社になっています。
(まだ普通車で変な曲線を使っている車がいくつか量産されているんですけどね。彼らは車が大きくなっちゃうと、その面積をどう使ったらいいのかわからなくなるらしい。)

まあ、こんな仕上がりの車を見せられちゃうとねえ・・・・VWがあんなに揉めても株式を手放したがらないのもわかりますよ。
仲直りして、お互いのいいところを「利用」する形で発展してもらえればなあ・・・・
本当にそう願っています。すごいよ。ほんとに。スズキ。

燃費は14.46km/litterでした。

今回は、このBlogのルール「自分で運転した車で、現行最新車種のみ掲載する」というルールをねじ曲げての掲載をしましょう。
メルセデスベンツの現行最新モデルEクラスセダンとSクラスセダンのお話です。

残念ながら歳を重ねるにつれて、このような車の後席に座らされて運転手さんに移動していただくことが多くなってきてしまったんです。
当然「真っ黒い4ドアセダン」です。両車とも。

本当は、いつも通り写真を撮りまくりたいのですが・・・そんなことできません。立場上。
運転手さんともそんなに親しくなってはいけないので、ほとんど会話無し。本当は、自分で運転したくてうずうずしているのですが、我慢して毎回後席に座らさせていただいています。
よって、今回のお話は、「自分で運転したこともない高級車のお話。後ろの席から」という変則バージョンになります。

まず、Eクラスなのですが、すごく頑丈なデザインになっています。後席から見えるすべてのものが。
なんていうか・・・日本的な繊細っていう言葉からはかけ離れています。特にそれが端的に表れているのが、「室内側からドアを開ける時に使うハンドル」
ものすっごくがっちり作られています。金属製で。(日本車だと、ここは樹脂成形で金属風のメッキ仕上げになる。)

それと「おおっ!さすが高級車」と思わされたのが、後席サイドウインドに「網」がかけられるようになっているんです。ぜひこれは写真に撮りたかったんですけど・・・我慢我慢。
同じような機能は、日産のエルグランドに搭載されていたので、エルグランド紹介の時には、その写真を掲載させていただきます。
真夏の暑い日なら、すごく役に立つと思います。

後席から眺める前席インスツルメントパネルの風景は・・・なんかゴチャゴチャしているなあ・・という印象。
メータ類が大きいのですが、なんていうか・・・そこまでそれぞれの縁取り円が自己主張してなくてもいいだろ?って思いました。

走り始めてすぐにわかるのは、室内デザインと同様「ガチッ」とした乗り心地です。競技車両のような足回りがガチガチに固められている感じではなくて、ボディで振動を遮断している感じ。
「大きな車だけど、ドライバーズカーなんだな。」って思いました。特にその後席から外に出る時に。
足を「よっこいしょ」と持ち上げないと、またげないぐらい高さがあります。サイドシル。
それと同時に・・・すごく後席足下空間が広いわけではない。という、ついてまわっていた思いも同時も確信しました。

このあたりのことは、Sクラスではだいぶ違うのかな?と思っていたのですが・・・
Sクラスも同じです。すごくサイドシルの高さがあります。
正直・・・「SクラスとEクラスの差ってなんだ?パッと後席に座った感じ、あんまり差があるように思えないぞ。」
さすがに運転手さんに話しかけてしまいました。「EとSって、そんなに違う?」
聞いてみると「トランクの大きさ」の差なんだそうです。Sクラスのほうが、全然トランクが大きいとのこと。
それと、車両が大きいのにSクラスの方が車幅や全長を認識しやすいと言っていました。

サイドシルの高さを妥協しないのも・・・ドイツ車ゆえなのかなって思います。
トヨタの・・・センチェリーは唯一無二の車体構造をしていたんだな。って時々思い出します。
あの車両の後席は、「スッとつま先が地面に着く」ボディ構造になっていた。どれだけの人が、あの構造への努力に気がつくかわらないけど。

乗ってすぐには「Eクラスと一体なにが変わるんだ?」と思ったのですが、たびたび交互に乗るうちにわかってきました。
やっぱりSクラスの方が、足下空間が広いです。頭の周りの空間の作り方は・・・どうだろう?私の中では、クラウンの後席頭上の空間の作り方をず~と覚えてしまっているので・・・EもSもクラウンに勝っているか?って言われると、自信がないです。

後席周辺のコンソールデザインは、あれ?って思わされます。
やはり登場時期が古いせいなんでしょうね。「そんなプラスチック成形の仕方で良いのかな?」という造形になっています。
Eクラスのモデル名を認識していなくて、このSクラスの方は350だということはわかっているのですが・・・
それぞれで、装備がやはり違うようです。
Eクラスのほうにあった「サイドウインドーのネット」は、S350にはなく、かわりにウインドー操作スイッチのところに大きなスイッチがついています。
「なんだろう?」と思い、試しに動かしてみると・・・・
かすかになにか電気モーター音が・・・・????

キョロキョロ周りを見回してみると・・・おおっ!この車は、リヤのウインドー部に「網」がかかるようになっているんです。しかも電動で。
最初のうちは、「サイドにネットがないのは残念だなあ。Sクラスの方が大きい車なのに」と思っていたのですが、どうも理由があったようです。
この車両、外から後席を見ると、全く中が見えない。
内側から見ている風景とあまりに違うことにビックリします。内側からは、本当によく見えているのに外からは「真っ黒」なんです。
見送りの方々に対して、車内から手を振っていたのでは、全く見えていないことを思い知りました。必ずウインドーを下げないといけないです。

後席からみた前席インスツルメントパネル周辺の造形は・・・Eクラスに比べると「あまりにシンプル」な作り方。
のっぺりしたメータウインドウ部に「ものすっごく大きなメータが光って」います。
あんな大きなメータ見たことがない。日産のフーガも相当大きなスピードメータだと思いましたが、こちらの方がどうやら全然大きいみたいです。
それと驚いたのが・・・スピードメータの目盛りの切り方が・・・たぶん、あれ、2km/hで小さな目盛りが入っています。すげえなあ。ドイツ人。
アウトバーンの国だけど、実は、スピード違反はかなり厳密に捕られるという話を聞いた事があるので・・・本当に必要な機能なんだと思います。あの目盛板。

笑ってしまったのが、運転手さんに言わせると「SもEも信じられないぐらいナビゲーションシステムがお馬鹿さん」なんだそうです。
特にこのSは、2013年納車モデルということなんですけどね。
このあたりが・・・本当は日本メーカが世界を席巻していなければいけない分野なんだと思います。
iPhone5の地図で遭難しかかった人のお話とか、正直「なんで携帯の地図でそんなことするんだ?」と思うニュースに時々出くわすのですが、これが世界の自動車メーカの現状なんでしょうね。
「日本市場のようにナビゲーションシステムがラインオフ時に取り付けてある」国なんて、あまり多くないんだと思います。
日本から生まれた技術「カーナビゲーション」が、30年ほどが経過しているのにもかかわらず、世界を掌握できていないということが・・・なんだか悲しい。

Sクラスの恐ろしく外界から遮断された静けさの中で思う。(信号待ちでアイドリングストップがかかります。ものすごく静かになる。それと・・・”技術”を思い知らされるのは、再スタート時間の短さと振動が無いことです。)
結局、車もいろいろな規制(特に環境規制がらみとかね。最近では、自動車の急速充電規格か。)も、実はヨーロッパの人たちが作り出す道の上を歩くばかりなのかな。(アメリカ人ではない。)
”誰かが指し示してくれる道”を”よりうまくやってやる。”とがんばってきてしまったのが、我々日本人なんだと・・・
やっぱりずっと・・・勝てないままなんだと思います。日本人が。ではなく、世界が。
ヨーロッパの人々の前に跪くしかない「手本」を彼らは自らの手で作り出しているものね。
ついにラクティスです。私の中では、あの日産ウイングロード以来の問題作だと思っている車両のお話を・・・やっと書きましょうか。他の車を後回しにして。

最初に乗った時に「あれ?なんか・・・初代に比べると荷物が積めなくなったような気がする。」と思ったんです。
ただ、その時は「気のせい気のせい。きっとリヤシートの折りたたみ方に何か一工夫があって、自分がめんどくさがって、それに気がつかなかったんだ。」と思うようにしていました。
それから何度もわざわざ指名で借りるようにして・・・・確信しましたよ。確信したから、今日書きます。

Fitになりたかったトヨタ車」

です。2代目ラクティス。
やっちまったなあ。これまでも何度かご指摘させていただいている「すごく良くできている車。でも残念な車。Fit」をよりによってわざわざ追っかけてしまうとは。ついに世界一に復活した自動車会社が。

本当に久しぶりに「企画そのものを失敗しちゃった」車に乗りました。現行ラクティス。
なにを怒っているのか?というと・・・・
皆さん、街を走っていて、今でもよく目に付きませんか?「背が異様に高くて、でもちっちゃい車」ファンカーゴ。
もう、古い車です。でも、よく走っているでしょう?今でもたくさん。
アレの血統を引き継いだハズなんです。少なくとも初代ラクティスは。

ファンカーゴの「フルフラットになるおかげで、荷物をたくさん積むことができるリヤシート」は、絶望的な構造のリヤシートだった。「懐かしのワンマイルシート/トヨタ版」でした。
それをだいぶ改善してきたのが、初代ラクティスだったんです。私は非常に非常に感心していたし、すごくうれしかった。トヨタのような大きな会社が「提案」の姿勢を持ち続けていることに。

よく指名して借りていました。初代ラクティス。なんたって、あの大きなEK4シビックのフロントガラスですら、縦方向にその車内に納めることができる構造だったんですから。
応対してくれた西濃運輸の皆さんが、4人も出てきてその大きなガラスを納めた段ボールを駐車場まで持ってきてくれて・・・「え?こんなちっちゃい車?なんでトラックで来なかったの?こんなの乗るわけがない。」と口々に文句を言う中・・・さらっと納めて見せましたよ。
「すごいでしょう?トヨタのラクティスっていう車なんです。そちらの市街地配送用に何台か準備されてみてはどうですか?」
みんなが驚いて見送ってくれたことを昨日のことのように思い出せます。

それなのに今度の新型ラクティスは・・・・荷物が積めないんだ。これまでのファンカーゴやラクティスのようには。

私は、「トヨタの車に乗っていれば、ハズシはない」といつも思っています。
ま、たま~にタウンエーストラックパッソセッテのように「あ、いろいろ事情があるんだな。」と思わされる車両に出くわすこともありますけど。
トヨタの一番すごいところは、実は、「新車として売っている時」だけではなくて、「廃形にした後」のフォローです。
古いトヨタスターレットをここ数年バラバラにしていますが、電装系の2つの部品を除いて、すべて今も購入できました。廃形になって20年も経過している車両なのに。

「巨艦」「図体が大きくて、おもしろくない車しか作らない会社」とかって言う人がいまだにいるみたいですが、私は全然。
「一体どこを見ているんだ?ハイブリッドカーや、ボルテのような車両をこの世界で一番大きな自動車会社が、初めに市場に問うていることをなんでまっすぐに見ることができないんだ?」

「過去に売ったモノ」を責任をもって、部品供給をし続けながら(商売的には”もう、廃形品なので、部品はないです。新しいものを買ってください。”と言った方が絶対に近道)"新しい構造の車”に挑戦し、実際に市場に発信できる会社なんて、世界中でたった一つ。この会社だけです。

だから・・・「社会的責任」なる言葉にがんじがらめにされていて・・・
確かに作る車は「アンダーステア」傾向の車両ばかりです。bBに乗ったあたりで、「あれ?」とは、思わされましたが、この2代目ラクティスで確定しました。
「トヨタ系コンパクトカーは、自分が思ったよりも遠くの方を回りたがる」車両セッティングです。
それが危ない。のではなく、「安全のためにワザとそうしている」セッティングの車両群です。
大きな会社だから、「たくさんの人に乗ってもらう。中には運転に不慣れな人もいるかもしれない。間違った操作をもし、されたとしても、事故に直結しないように」という配慮をしなければいけないんです。

トヨタのコンパクトカーに乗った次の日に・・・日産とホンダ以外のメーカーの「同じような形の車」に乗るとショックを受けると思います。たぶん。

初代ラクティスに比べれば、「鼻先に何か大きな重たいものが・・・高い位置にぶら下がっている。」感覚は、だいぶ消えているんですけどね。この2代目ラクティス。

私が怒っているのは・・・・車の動きそのものには怒っていないです。
問題なのは、「日本のサラリーマン根性丸出しの商品企画」なんですよ。このラクティス。
「ファンカーゴ」を指名して、今もたくさんの人たちがあの車に価値を見いだして乗っていてくれているんです。
その後のラクティスも立派に「弱点を何とか改善」してたくさん売れたと思います。

ただ・・・この2代目は・・・・どこを見たんだ?
「小さな車に大きな荷物を一杯詰める乗用車」という「提案」を自ら手放した。

「ホンダのFitが・・・手がつけられないぐらい売れ続けているので、対策を打ちましょう。今度のラクティスで。」

・・・・はあ?
なんで自分たちの「提案」「宝」を自ら手放すんだ?
なんで「誰かがうまくやっていること」を後から「カイゼン」と称して、わざわざ物まねするんだ?
そんなの今、世界を席巻している海の向こうの国々と同じ考え方じゃないか?

「誰かがうまくやっていることに対して、対抗策」って打ち出すと商品企画書の承認印が進みやすいんだろうなあ・・・
この車両の商品企画書の先頭ページ、何人の捺印が捺されてるの?
この車両の開発リーダーだけの責任じゃなくて、その企画書に印を捺した全員の責任だ。これ。
で、印の数が多い商品企画書ほど、「誰も責任を取らない企画書」になると。

売れて・・・は、いるんでしょうねえ。この2代目ラクティス。街でたくさん見かけるもんね。
商品企画部門は、この車の営業マンに感謝してもしきれないよ。
だって、「初代ラクティスのお客様に、乗り換えで再び2代目ラクティスを買ってもらう。」ことが難しい車両なんだから。
本当によく街であれだけの数を見かけるぐらい売ってるよなあ(売れているではない。)2代目ラクティス。

で?
「開発時設定目標販売台数」には、達してるのかい?
達してたら、それ幸いとばかりに「志を捨てる」ことになにも躊躇しない商品企画書にバンバン捺印を続ける人たちが存命すると。

はあ~・・・あのモリゾウが率いる巨艦は、そんな会社なんだ。
あの「86」は、イメージ戦略ってことで。

あ、じゃ、最後に証拠の写真をいくつか。
初代ラクティスリヤゲート
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バンパーのところでゲートが開くことに注目。
開口部自体が低いところにあり、かつ、室内側とほぼ、つらいちになっている。

では、2代目ラクティスリヤゲート
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なにかの気のせいだと思います。思っていました。しばらくの間は。「あ、リヤシートのたたみ方が、何かあるんだ。」と。

初代ラクティスリヤシート収納図
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ものすごく低い位置にリヤシートが収納され、しかもフラットになります。
この写真、よく見ておいてくださいね。
はい。じゃ、2代目ラクティス
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なにかの間違いだと思っていました。(この言葉、さっきから繰り返してるけど。)

ここから先、もっと低い位置にリヤシートを収納できる何らかの手順があるんだろう。と。
「初代ラクティスは、パッと見てリヤシートの収納方法はわかったもんだけどなあ・・・」と思いながら・・・4回目の貸し出しで、ついに取扱説明書を取り出しましたよ。

・・・・無理です。これ以上、荷室を下にできない構造の車です。2代目ラクティス。
なんでこんなことになっちゃったんだろう?

これらの証拠写真が掲載できる理由は・・・
時々書きますけど、レンタカー業界って残酷なんです。
「いい車。頑丈な車」は、いつまでたっても貸し出されます。車が新型になった後、すごく古い旧型が出てくることも頻繁にある業界です。
このラクティスもまさしくそんな車。新型の後に旧型が出てきた。

車の耐久性の加速試験だけでなく、こういう商品企画そのものも問われてしまう業界なんです。
(たった1年で4万キロも走られてしまう現行レガシイとかね。レンタカー会社の店頭に並べられている車は、”手がかからない車”の信頼を勝ち取った車です。)

Vitzと共にこのラクティスも・・・たぶん、古い古い車両を大事に持ち続ける営業所が多くなるでしょうねえ。あ~あ。
「膨大な新車開発費の意味はどこにある?」
新商品企画って、大事ですね。

燃費は、13.2km/litterでした。

Vitzと同じような大きさの2BOXカーです。bB。
動きも似たような感じ。まあ、特に不満点なんて無いです。
ただ、やっぱり内装がね。
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登場当時は若い人向けをアピールしていたかと思います。
音楽をいい音で聴けるようになっていたかと思うんですよね。
それ自体はすごく良いことだと思うんですけど・・・とにかくプラスチックの使い方が・・・
なんか「室内が真っ黒い」感じなんですよ。なんていうか・・・運転中に暗い気分になります。

この車、実は実弟が通勤車として購入しているんですよね。
ホンダ ステップワゴン(2代目)にワゴンR(先代)を増車した・・・と思ったら、1年しないうちにワゴンRをこちらのbBに換えていました。
理由が・・・よくわからなかったんですよ。
「あの・・・大変申し訳ないけど、普通、この手の形の車を買うんだったら、日産キューブだろ?なんでこっちなんだ?そっちの家にトヨタのセールスマンが関係した事なんて無いだろ?」
弟曰く。
「ステップワゴンに乗ってからさあ・・・前のガラスが立っている車って、なんて運転がしやすいんだろう。って思うようになっちゃってさ。それで通勤用にワゴンRを指名したんだけど、良くできてはいたんだけど、やっぱり疲れるんだよね。それでこっちに換えた。」
「いや、そうじゃなくって、なんでbB?キューブの試乗をしていたら、絶対あっちを買ったって。」
「いや・・・・キューブはまずいだろ。あれは若い人たちの憧れの車だよ。そういう車に中年が乗っちゃいけない。特にうちの会社は、通勤に車が必須なんだから。みんなの夢を上司がつぶしちゃいけないだろう。」

はあ。そうなんですか。
まあ・・・ごめんなさい。これに関係したトヨタの人たちに大変申し訳ないコメントを書くんだけど・・
「こっちにハンコ捺す前にまずは、日産キューブを一回乗ってみろ。レンタカーでもいいから。」

これ、大変申し訳ないけど、フルモデルチェンジ投資しなくていいよね。フェードアウトさせようよ。今や、「しっかりした走りの車を小さな車であっても作ってみせる。」事に目覚めちゃった日産にかないっこないって。しかも、この手の車の筆頭を相手に超大手様がわざわざ手を突っ込むことはない。ほんとに。

燃費は、8.52km/litterでした。

今年もよろしくお願いします。
ここ数年、「数ヶ月に一度」しか更新できなかったのにもかかわらず、毎日たくさんの方に訪問していただけて感謝です。
もう、そんなに土日がとっても忙しくなる事態は発生しないはずですので、今年は「月に一度は」更新ができると思います。よろしくお願いします。

さて、2013年最初の記事は・・・トヨタの定番車「VITZ」のお話です。
日本市場では、完全に「ハイブリッドカー プリウス」の影に隠れるようになってしまいましたが、それでも全世界的には、カローラと並んで、トヨタの主力車種になります。
(ハイブリッドを売ることができない地域って、まだまだ世界中にあるもんね。)

このVITZ、「パッソと似たような形の2BOXカー」なんですけど・・・・
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並べてみると、ほら、こんなに大きさが違うんです。
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VITZの方が、「お兄さん」の大きさなんですね。

でも、レンタカーで借りると、パッソと同じ1000cc車(3気筒エンジン)が多くて・・・論外。っと。
ボディが大きい分、アクセルの踏み込み量も多くなって、なおさらうるさくなるんですよ。あの3気筒エンジン。

その点以外は・・・ほんとに特に文句をつけるところがないんですよね。車の基本性能の部分で。
まあ、時々「歴代VITZの作法を受け継いでいる=鼻(車両の前の部分)が重い感じ」は、カーブで感じる時はあるんですけどね。
良くできていると思います。いつも通りの「トヨタの車にハズシは無い。」ルールを守っています。

ただねえ・・・・
この車の運転席に座ると、「涙ぐましいまでのコストカット努力」をヒシヒシと感じちゃうんですよ。ドライバーが。
まあ、この「ものすごくビジネスライクなデザイン」のドア周りとかはまだ許せるんですけどね。
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ハザードランプも大きなデザインで、操作がしやすいです。
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その手前のハンドルも「コブがついている」デザインで、指を置きやすいですし。
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ただねえ・・・ダッシュボードが・・・・
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これ、フルモデルチェンジしてすぐにトヨタ側も気がついたみたいで、マイナーチェンジでこのように白いデザインを取り入れるようになったんです。
モデルチェンジした当初は・・・・「え?どうしよう・・この真っ黒プラスチック・・・」って思わされました。運転席に座ると。

とても・・・・すごく嫌な言葉を使うけど、「貧しい気分になる。」デザインになっています。
レンタカー業界って残酷で、「“いい車”と判断された車両は、いつまでも貸し出される。」んです。
実は、ついひと月に「初代VITZ」の貸し出しを受けました。
アレに乗ると・・・「歴代VITZって、どんどん貧しくなっていったんだな。」って強く思わされます。そのダッシュボードデザインに。
初代VITZの方が、よっぽどお金がかかっている構造をしていますもんね。

なんか・・・ものすごく設計陣が奮闘しているのが想像できちゃうんですよ。「日本一の会社が、”儲からない”車だからって、海外に生産を移せるか!俺達は、この日本でがんばっていくんだ。そのためには、とにかくいかにしてコストダウンできるかを考えないと。」って・・・・

日産も三菱も「儲からない車は、海外で作って、日本に持ち込む」判断をしたのに、そんな状況下で逆に東北に工場をぶち立てていくトヨタ。
感服します。その「誇り」に。

ただねえ・・・もうちょっとコスト計算を設計陣に対して、緩めてあげてよかったかも。このVITZ。
買ってくれた人たちに「笑顔ではなくて、切羽詰まった感を感じさせるデザイン」は、あんまりよくないと思う。
ああ、いや、日産のマーチのほうがずっとPoorですよ。でもねえ・・・あっちはなぜか、「あはは~しょうがないよね。」って笑い飛ばせるデザインのような気がするんですよ。私だけかもしれないけど。っていうか、「日産車だから許される」諦めなのかもしれないけど。

あ、雨が降ってきた。
ワイパーを・・・・・
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
う、うん。わかった。
コストダウンなんだな。一生懸命なんだよ。「日本で儲からない小さな車」を作るために。
ワイパー2本よりも、1本にしたほうが、いろいろと部品点数を少なくできるもんな。
ウイ~ンウイ~ンウイ~ン・・・・・

・・・・あ、あの・・・・目にうるさいんですけど。このワイパー。
やめてくれええええええ~!

燃費は、16.5km/litterでした。

今回の記事、すいません。ダイハツ ムーヴの大マイナーチェンジに間に合いませんでした。
ここに記述されるのは、「マイナーチェンジ前」の車両になることをご承知おきください。

何度も借りていたんですけど・・・機会を逃していました。記事にするの。
ワゴンRと双璧を成す、「軽自動車販売台数NO.1」のダイハツ主力車種です。

特長はとにかくこのドアでしょう。
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90度に全部のドアが開く構造の軽自動車です。
大きな車でも、そうないんですよね。90度まで開くドアを備えている車って。
すごく便利です。
小物入れも一杯。
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後部座席もすごく広いです。
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ま、かわりに荷物室はこんな感じになります。
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スイッチ類もものすごく見やすいし、選択しやすくデザインされています。
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この車両は、アイドリングストップ機構付でした。
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まあ・・・やっぱり一時停止の時に自動でエンジンが止まってしまうアイドリングストップ機構なんですけどね。
しょうがないんでしょうねえ。とにかくできるだけ簡単に操作できることが求められている車なんでしょうから。

最初に乗った時の印象は、「車体の上の方がえらく重い感じがする車だなあ。転倒時衝突安全性を考えると、こうするしかないのかなあ。」と思いました。
なんていうか・・・「カーブの時にグラッと来る」という言い方はあっていないと思うんですけど・・・とにかく天井の部分が重いような感覚がつきまとってました。初めの頃は。

でも、全然慣れの問題みたいですね。その後は全然気にならなくなっていましたから。
「いい車だ。本当に良くできてる。」と感心したのですが・・・ある時、猛烈な違和感が・・・・
周期的に”タイヤから”振動が入るんです。高速道路を走った時に・・・気がついたんだっけな?

明らかに「タイヤ」の問題なんです。サスペンションのアライメント関係ではなくて。
銘柄をチェックすると・・・・どこの国とは言いませんが、海外製のタイヤがついてた。
「?????なぜ、今まで気がつかなかった?何度もこの車に乗ってるのに。」って思いました。
その時の結論は、「そうか、これまではスタッドレスタイヤだったからだ。」と思うことにしたんですけど・・・

よくよくこのタイヤを車体から取り外して調べてみました。
実は、マークXの旧型でも同じように「タイヤがおかしい」と感じたことがあるんです。
(走り出してすぐに、”タイヤだけが”ボヨンボヨンと揺れている感じだった。)
その時も、このMOVEに取り付けられていたタイヤと同じ国の物でした。(メーカは違う。)

その時は、明らかに「レンタカー会社が選択した海外製タイヤ」とわかっていたので、「まあ・・・安い消耗部品を選択したくなるのはわからないでもないけど・・・このフランチャイズ店は失格だな。プロとして。命を乗せて走るものを貸し出している自覚がない。」と思い、二度とその地域ではそのフランチャイズグループを指名しなくなっていました。

このMOVEから取り外したタイヤは・・・タイヤのバランスもちゃんと取れていました。
エア圧も車両側の指定通りに入ってる。
問題なのは・・・「明らかにラインオフ時にこのタイヤが装着されていた。」証拠が残っていました。

ちょっとなあ・・・
その時は、本当に信じられなかったです。「こんなにきちんと車体を作ることができる人たちが、こんなおかしなタイヤをつけて、平気でいられるのか?」

どうも・・・その後わかったのですが、グレードなのか、個体差なのか・・・その国のタイヤがつけられていることは、稀みたいです。
通常は日本メーカ製(日本製かどうかはわからない)のタイヤがつけられていることが多いようです。

もし、この状態を今回の大マイナーチェンジ後も続行しているとしたら・・・すごく怖いことだな。って思います。ダイハツ工業。

車体設計もテストチームもきちんとした仕事をしています。このMOVE。
なのにこんなタイヤを平気でつけて、出荷ができてしまう。
たぶん、特定のどこかのセクションがこの指示をしているんだと想像します。(そう思いたい。)

コストダウンのため・・・でしょうねえ。
たぶん、その指示書の押印をしている人たちは、この「自分たちの作品」でテストコースを走っていないメンバーです。
そういうメンバーの指示が通ってしまう会社なんだ。ダイハツ工業。びっくりだよ。こんな「路面と接触する唯一の道具」にコストを最優先にさせてしまうその神経が。

燃費は、16.0km/litterでした。

私の中で最もベーシックな車「トヨタ パッソ/ダイハツ ブーン」はフルモデルチェンジして数年が経過するのですが・・・
どうにもごく最近まで日産マーチと判別がつけられなかったです。
これ、旧型のデザインの方が愛嬌があったというか・・・ヘタすると新旧並べると逆転しちゃいますよね。このビジネスカー然としたデザイン・・・
なぜこうする必要があった?

まあ、旧型と同じく「お尻がバンパーよりはみ出るデザイン」は、愛嬌があるんだけど。
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車両の大きさとして、日産マーチとほぼ同じ(軽自動車を超える排気量の大きさの車としては、”日本車として”一番小さい部類)なんだけど・・・
室内のデザイン(作り)は、圧倒的にこちらの方が勝っています。
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愛嬌があるメータデザイン(梁のところの造形がおもしろい。メータはこの一つしかないんだけど、必要な情報は全部得られる。)

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ドアハンドル周りもすごく愛嬌があります。なんたって、明るい色のプラスチックを全体に使っていて、すごく雰囲気がいいです。運転席に座ると。
なんで室内がこんなに楽しくデザインできているのに外観は、”こんなの”なんだろう。(大変失礼)

この車は、「乗って欲しい人」をものすごくイメージして作られているんです。
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ちゃんとほら、ビニール袋とかの引っかけフックまで設けられてる。
イメージとしては・・・女性の方・・・それも比較的生活に密着して毎日車を使う方を想定していると思います。

良いと思います。
まったく不満なんて無いですよ。何度も借りましたけど。
ただねえ・・・そのハンコを捺す前に日産のマーチも試乗してみた方がいいと思います。絶対。
あっちは、「車の運転って、すごく自然で楽しい。」って思わされますから。

このパッソは・・・・
すごくデジタルなんですよ。特にステアリングの動きが。
ちゃんと走るし、ちゃんと止まるし、ちゃんと曲がるんですけどね。
あ、そうそう。
エンジンの音は、良く聞き比べた方がいいと思います。マーチと。私は、マーチの方が全然静かで振動も少ないって感じました。同じ3気筒エンジンのハズなんですけど。
「アクセルをグッと踏まなければいけない時のあのエンジン音が大きくなるのが怖い。」って状況、あるでしょ?特に女性の方に。
よ~く確認した方がいいですよ。
「しっかり走る」ことを考えた車と「近所をちょっと買い物&まあ、通勤に使ってもいいかな。毎日」という車の違いをあなたでも感じ取ることができると思います。

車は、どんな速度でも命を乗せて走っているからね。

燃費は22.67km/litterでした。

「マーチ」という車名は・・・若い人たちにものすごく浸透しているんですね。知らなかったけど。
先日、ジュークを借りにいった日産レンタカーの店舗は・・・・なんだか大変なことになってた。
若い人たち・・・たくさんの大学生達に占拠されてた。
「なんだ?いったい・・・・」
店舗に入ることもできなかったので、なんだかすごく待たされたんだけど・・・次々にみんなが小さなマーチに荷物を載せて・・・しかも4人づつ乗ってく・・・いや・・・初めからミニバンでも借りればそんなに分乗しなくても・・・・

最後にセレナが準備されてる。
リーダーらしいしっかり者の男の子に事情を聞いてみると・・・
アルティメットって競技の大会が明日からあるんです。みんなで荷物を積んで、移動しなきゃいけなくて・・・え?ミニバン借りた方が安い?あ、いや、みんなが”マーチだったら運転できる。”っていうので・・・」
よくよく話を聞いていると、なんだか怖い話になってきたぞ。みんな、初心者マークをつけてる。

「みんな、車なんて持ってないんです。できるだけ家の車を運転したことがある連中にドライブさせたいんですけど・・・私以外、高速道路が初めてなんです。」
・・・・高速道路が初めてのマーチ4台+どうやらまあまあ運転ができる君がセレナなのね。

ものすごく危険な感じがして、最後の最後まで安全運転のレクチャーをしてしまった。無事に・・・帰ってきて欲しい。

嵐が去った後・・・店員さん達に話を聞くと、超大口案件だったけど、「全部がマーチ。数日間。」というオーダーに間に合わせるために近隣の店舗から新旧マーチをかき集めてきたんだそうです。お疲れ様。

さて、今回はそんな「車に興味が無い若い人たちでもその車名を知っている車」”マーチ”のお話です。
私は・・・このマーチが街を走り始めてしば~らくしても・・・トヨタのパッソと判別が付かなかったです。
というか、信じたくなかったというか・・・あまりのかっこ悪さに。
なんで先代のあの形を磨く方向でフルモデルチェンジしてくれなかったんだろう。「世界で唯一の形」の車だったのに・・・

まあ・・・ビジネスカーとしての需要にちゃんと応えたかったんでしょうねえ・・・そんなのノートにやらせておけばいいのに。

このマーチは、「海外の工場で生産された物が日本市場で販売される」形なんですよね。
タイヤも海外製でした。
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その方法を非難する人たちは・・・今の日本の製造業の現状を認識できていない人たちです。
正直、自動車業界は驚異の業界です。なにしろ、どんなに円高が苦しくても、何とかして国内の製造拠点を維持し続けられているんですから。

見てください。家電業界。
報道でも一目瞭然でしょう?
あれは「派手な崩壊の仕方」の業界で、通信機器業界なんて、もっと悲惨です。日本国内の通信機器設備投資で、日本製品なんてもう、ほぼ使われていないんです。
ひょっとしたらこのマーチは・・・現在の家電や通信業界のようなことを自動車業界に導く先駆けになってしまうのかもしれないですけどね。

ボディデザインはかっこ悪いのですが、内装も・・・まあ、日産車ですから。
笑っちゃうぐらいpoorです。ただ、他の日産車に比べると「潔いぐらいのpoor。道具として使ってやろうと思えるデザイン。」の内装です。
これで良いんじゃないですかね。「初めての乗用車」として購入される層を対象にしている車は。

悪口のように聞こえるかもしれないけど、この内装デザインって、よく考えられているんです。
なぜかぼっこり丸いドームがせり出す助手席側は・・・
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よくよく観察すると・・・
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左右ハンドル国に分けて出荷する際、メーターとエアバックシステムをただ左右に入れ替えるだけで流用できるように考えられているんです。
古くは・・・初代MR-2(AW11)で編み出された手法ですね。ま、コスト意識が高すぎて、プッシュスタートスイッチが、右ハンドルでは左側になってしまうのはご愛敬。

デザインはpoorだし、相変わらずスイッチ類も小さいけど、なんだか頑丈な感じで取り付けられているので・・・以外に長持ちするかも。このマーチ。
しかも、シートが「ヘッドレストを押しても背中が飛び出してこない」構造になりました。ついに。
がっちりしているし、サイズも男性に十分通用する物が使われています。

遠い地で「新型車を立ち上げる」大仕事をした皆さんは・・・・いろいろと思うところがあったんじゃないかと思います。このマーチに乗っていると。
「とうとう日本市場向けの車を海外で作らなければいけない状況になった。一番安いマーチだ。俺達は・・安い車を海外で作るようになって・・・じゃあ、この車にはなにをするんだ?」

「コスト管理がうるさい”初心者向けの車”をただギュウギュウと”できるだけ安く作る”」ことに汲々としてなかったと思います。このマーチに関わった人たちすべてが。

「同じぐらいの大きさの車、同じ価格帯の軽自動車」に乗ったことがある人たちなら、必ず気づく。
「海外で車を作らなければいけなくなった俺達がこのマーチにしてやれるのは・・・”しっかり走るコンパクトカー”を作ること。海外生産製だからって、”仕方が無い”という言葉がついてまわらない車に仕上げること。」

この車両は3気筒エンジン車なんだそうです。でも・・・・
ダイハツ系3気筒車とは、全然違う。あんな風に「ゴー」って音を出さないし、ゴソゴソ廻る感じもしない。驚きの3気筒エンジン。最新技術って、物理的に不利な条件も克服できるのか?
残念ながら「アイドリングストップ」機構が敏感すぎて、一時停止でもエンジンが止まっちゃうのは・・・「信号待ちでハンドブレーキを引いたらアイドリングストップ開始」とかって条件をつけて欲しかった。
まあ・・・そういう条件をつけてしまうと、初心者の人たちが戸惑うって思ったんだろうなあ。

パワーステアリングは、今どき珍しい「油圧式」です。
なんでわかったかというと・・・・ロックtoロックでフルターンさせると、油圧がついてこなかった。
あ、こんな状況、一般道路でやったら、周りにものすごく迷惑を掛けます。普通は気がつかないことです。

細いタイヤをつけて、車高が比較的高い2BOX車にありがちなフアフア感なんて全くない。しっかり路面状況を伝えてくるし、カーブでもグラッとしない。ブレーキも十分。
すごくよくできてる。海外の工場で苦労した皆さんに拍手を送ってあげたい。

まあ、もし、注文をつけるとすれば・・・・高速道路での「エンジンとアクセルの間に明らかに一枚何か物が挟まっている」感覚を何とかしてもらいたい。
一般道路ではそんなことは全く感じないんです。どうも・・・スピードが出る領域でワザとそういう風にチューニングされている節が・・・高速道路ではだんだん機嫌が悪くなります。エンジンの反応が悪くて。(たぶんエンジンそのものの問題ではない。)

次回ぐらいにトヨタパッソ/ダイハツブーンについて記事にできると思うのですが、あの同じぐらいの大きさの車と比べると・・・
私は断然こっちを採ります。
こちらのほうが、「車の運転って、楽しい。」って思わされます。
内外装デザインがねえ・・・「変な曲面」を使っていなければもっと褒めたい。あ、いや・・・なんか最近、街を走っているこのマーチを見ていると・・・白とか黒とかねずみ色じゃなければ、結構かわいいのかも。この形。ウンウン。
そう思おう。そう思うんだ。俺。心に言いきかせろ。

燃費は、16.65km/Litterでした。
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HondaのTYPE-Rって、皆さんどんな印象を持っていますか?

私はこれまで一度だけ(あのCIVIC EK4は、TYPE-Rを名乗らないVTECエンジン搭載車だった。)
TYPE-Rに乗せてもらったことがあって・・・・
だいぶ前に。初代インテグラTYPE-Rが生産されていた頃、その後席に。
絶望的な気分になりました。路面の凹凸で激しく天井に頭を打ち付けながら。
「なんだ?後席シートなんて設けている必要がないだろう?こんな乗り心地の車。N1車両の方が、よっぽど乗り心地がいいよ。競技車両そのものじゃないか。こんな車を野に放っているのか?Hondaは。」

すさまじい車両を販売してるな。Honda。って思いました。ほんとに。
それともう一つは・・・・「TYPE-Rの名を冠した車両は、その後、悲惨な末路をたどる。」
あのNSXから始まったTYPE-Rは・・・その名を冠したすべての車両が、後継車種の開発は無しで廃型になりました。

「普通の車を改造して、TYPE-Rを名乗らない方がいい。日産やスバルのように特別な車名に分離させるべきだ。」
CR-Zも・・・やめた方がいいと思う。せいぜい無限ブランドからハイチューニングモデルを出しておく程度が賢明だ。

さて、今回のお話は、「最後のTYPE-R。最後のCIVIC」のお話です。
今年の夏前まで「売れ残っちゃった」感じで販売されていたCIVIC TYPE-R EUROが主役。
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ホールド性は良いけど、フルバケットではないから、乗り降りがしやすいシートに座って、プッシュボタンをオン。
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って思ったらスタートしない。
これ・・・車両設計自体は古いせいか、インターフェースが統一されていないんですね。
「普通のキー」を回してから、プッシュボタンを押さないとエンジンがスタートしなかった。たぶん車両盗難対策で、後付けになったのかもしれないです。プッシュボタン方式が。

このCIVICは、イギリス工場で生産されたものが日本国内に持ち込まれていました。
それなので・・・そこここに「普通の日本車」じゃないところがあります。

社外ナビゲーションシステムの取付を全く考慮していないインパネデザイン。
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シフトレバー下のスライドを開けると・・・
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USB端子がでてくる。(たぶんiPodが接続できるんだと思う。たぶん・・・)
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「真夏は触れたもんじゃないだろうな。」と思うまん丸のシフトレバーを操作して走行開始。
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この車両、メーターから得られる情報量が多いです。特にエンジン回転をどんな領域で使っているか、把握しやすいインパネデザインになっています。
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センターメーターは・・・なにかホログラム機構になっているみたいですね。
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都心の渋滞の中、7km/hほどでダラダラ走らせながら思ったのは・・・
「あまりに普通にドライブできてしまうFF車。これは・・・ほんとにTYPE-Rなのか?」
乗り心地が良いんです。明らかに「固められている」とはわかる足回りなのですが・・・あのシトロエンDS3の方が、よっぽどガチガチで、路面の凹凸を体に伝えてきます。
なのに、あちらに比べるとクラッチ操作が全く煩わしくなくて・・・そう。そうなんです。この車に与える言葉は、「スムーズ。それと、ものすごくダイレクト感がある。」

「こんな”低扁平率タイヤ”を履かせることを前提にしたセッティングでいいのかな?ステアリングの切り始めがわずかにダルだけど・・・でも、ここのところのホンダ車のパワーステアリングセッティングとは明らかに違う。最初のワンアクションを除けば、かなり正確に前輪の様子を伝えてくれる。スカイラインのように路面の轍まで綺麗に伝えようとは思っていないみたいだけど。」

パワーはあります。
ただ・・・「思い出は美化される」というあの言葉通りなのか・・・私が乗っていた「最初にVTECエンジンが搭載されたインテグラ」のような、「すさまじいまでに簡単にレブリミットに当たる。」エンジンチューニングでもないと思う。(あれはギヤ比のセッティングの問題だったのか?)

「かなりいい車みたいだ。でも・・・”これ”にTYPE-Rの名を与えて良いのか?」
疑問を感じながら、都心の渋滞を抜けて・・・二日間で500km程を走りました。
「大人4人が窮屈な思いをしないで移動できて、荷物を載せることができる、できるだけ小さなFFスポーツ」なんだと思います。

2段式の荷室
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トレイはちゃんと引っかけフックが用意されていました。
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大人がちゃんと座ることができるリヤシートです。乗り心地もそんなに悪くないので、天井に頭を打ち付けることもなかった。
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ちょっと不思議だったのは、このパーツ。
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後席の乗り降りを考えてなのか、助手席側シートベルトがこんな感じのスライド機構でマウントされていました。

視界もすごくいいです。
リヤウインド途中にウイングがマウントされている構造なのですが・・・
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後方視界は優良です。
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「最後のシビック」は、よくシビックハイブリッドを指名していたのですが、あれは最後の最後まで、「左側バックミラーの突き出し具合」が把握できなかったです。ものすごく幅が広い車に乗っている感覚がついて回って正直困っていました。
このTYPE-R EUROは、着座位置の影響なのか、まったくそのように「横幅が把握しにくい」なんてことはなかったです。
あのCR-Zの・・・「車線のどのあたりを走っているのかわからない」感覚も・・・なにかあるんでしょうね。Honda車のデザインの中に。

走り始めは、「これがTYPE-R?」と疑問に思ったのですが、全開区間に入って(場所は聞かないように)その疑心暗鬼の心は、すべて消え去りました。
この車両、特に専用のブレーキとクラッチがいいです。非常に。なによりダイレクト感とリニアにそのフィードバックを返してくれます。(スキッドパッドでも、ABSシステムは最後の最後まで介入してこなかった。)
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この気分の良さは・・・ペダルです。大型のペダルが本当に操作がしやすくて気分が良かった。
まあ・・・クラッチペダルからカタカタ音が出るようになっちゃっていたのはご愛敬。
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私の中で、すべての基準はあの初代アウディTTなのですが、あの車両に匹敵すると思います。このTYPE-R EUROは。
「専用スポーツカーボディ」を与えられたTTに比べるとどうしても腰高感があって、「どこまでもまっすぐ進んでくれる。」感覚は薄いんですけどね。

なんでHondaは、こんないい車を最初から国内に導入してくれなかったんだろう。
モデル末期に日本に持ち込まれたこのTYPE-R EUROは・・・どうしてもなにか・・・「残り物」感がついて回ってしまった。
この車両の日本導入を決断した人たちが、「ほらみろ。日本でスポーツ車両なんて売れないんだよ。初めから言ってたのに。」と今頃後ろ指を指される事態になっていたら嫌だなあ。
私は、国内販売促進部門の怠慢だと思いますけどね。この車両が売れ残った理由は。
皆さん知ってました?今年の夏前までこのTYPE-R EUROが売られていたの。

「もっと速く!もっと高く!もっと遠くに!」
人間の本能だ。
それを抑える事なんてできない。
「21世紀は環境の時代。車を本能のままに走らせる連中なんて、野蛮人だ。」
無理だな。それは「Hondaの人たち」の考え方じゃない。

まだ4輪車を市販もしていなかったのに世界の頂点を目指してしまったHONDA。
私が最初になにかの本で見たF1は、葉巻型で・・・「なんてかっこ悪いんだろう。」って思った。
「モノが手に入らなかった時代」そんな時代の葉巻型F1に日本のメーカーが挑戦していたことを知ったのは、それから何十年も先の話。
しかも、ちゃんと優勝することができていたことも知らなかった。

あの頃を知っている人たちは、もうきっと社内にはいない。
その後の「HONDA専制時代」を知っているメンバーは・・・先人達の努力を全く知らず、奇妙な自信だけを持って、なにもかも、すべてぶち壊した。
大先輩達が築き上げたイメージを全部壊して、平気な顔でいられる自分の首の心配だけをするサラリーマンの集団であることを世界中に示してしまった。

TYPE-Rはもう蘇らないんだろう。
最後のTYPE-R。この「Honda CIVIE TYPE-R EURO」は、「ガイジン達が考えたTYPE-R」だからすばらしい仕上がりになったんだ。きっと。

今回、「基本的に現行生産車両のみを掲載する」このBlogで、「ちょっと賞味期限切れ」のこのTYPE-R EUROを取り上げた理由は・・・
実は、冒頭のインテグラTYPE-Rに乗っていた人に再会したんです。今月。
10年以上・・・時間を経ての再会。

ごく最近”最後のTYPE-R”に乗ったことを伝えると・・・
「俺、まだあのインテグラに乗っているんだよ。子育て車両になっちゃったんだけど、手放せなかったんだ。今年まで。」
ものすごく驚いた。あの車で奥さんだけじゃなくて、小さなお子さんを乗せるのは大変だっただろうに・・・

「手放すことなんて考えられなかったよ。あんなに気分よく走ることができる車、他になかったじゃないか。ちゃんと人も荷物も積んで移動もできたんだから、我が家には十分だったよ。」

「今年まで」という言葉が気になって、いろいろ話を聞くと・・・
「やっと乗り換えてもいいかな。って車が現れたんだ。日本車ではもう無理だと思っていたんだけど・・・子供も大きくなって、もう、最近は親と一緒に行動してくれないからね。トランクやリヤシートは、もう少し小さくてもいいかな。って思って。下取りでいい値段が付いたんだ。納車がえらく待たされる人気車なんだけどね。嫁さんが喜んでいるんだよ。二人でまた遠くに出かけられるって。」

あの「昔の名前の車」に乗り換えるんだそうです。
まあ・・・そういうことだから。
Hondaにとっては、「何万台も生産したインテグラの中のたった一台」の出来事なんだと思うよ。
もう、Hondaの営業所には行かなくなっちゃうんだろうね。彼の家は。

燃費は、12.11km/litterでした。