介護の話とは、直接関係ないんですが、

家族のことについて考えさせられるものがあったので、

記事にしてみます。


昨日のNHKで「私の家族」という番組がありました。

養子縁組をしたい夫婦と、いろいろな事情があって

子供を育てられない親とを橋渡しするNPOが

あるそうです。


その養子縁組とは、「特別養子縁組」といって、

養子にした子供を戸籍に入れることになって

生みの親とはまったく縁が切れて、

育ての親と完全な親子関係になる

というものらしいです。


つまり、子供を託すほうも託されるほうも

中途半端な気持ちではできないような仕組みです。




そのご夫婦には、自分と血のつながった子供はいません。


そして、中3の男子、小6の女子、小2の女子

3人と養子縁組を結んでいます。


3人の子供には「生みの親は別にいる」と、

幼い頃から教えています。


放送の初めの頃は、普通の仲の良い家族、

という感じでした。

親と一緒に好きなアイドルの話をしたり、兄弟仲良く遊んだり。

子供たちも”何不自由なことはない”と、

言っていました。


ただ、「一度でいいから母親に会いたい」と

いうことは言っていました。

(「父親に…」という人は1人もいませんでした^^;)


「いつか会えると思う…」ということも。


ある日、小6の子が

「小学校のバスケットボールの最後の試合に

(産みの)お母さんに見に来て欲しい」と思い始めました。


続く 。)


ご覧になった方は、

いらっしゃいますか?
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先月の訪問の時のことです。

その家の婿さんとお話ししました。


これで婿さんとお話しするのは4年間担当していて3回目です。

それも、ここ半年で3回目なのです。


私はその家のおじいさん、おばあさん、

2人の担当をしていました。

しかし、おじいさんは半年前から老人ホームへ入所、

現在は認知症のおばあさん1人だけの担当です。


介護者は娘さんなんですが、おじいさんが家にいた時、

私が訪問するときは、必ず家におられました。

しかし、おじいさんが老人ホームに入ると、

娘さんはご自分の娘さんの経営する美容院を手伝い始めました。


そして現在のところ、よく家にいるのは、おばあさんと婿さん。

ということで、婿さんとお話しする機会がぐんと増えたんです。



よく考えると、この家に限らず、

婿さんとお話しする機会はあまりありません。



介護する人は、配偶者(妻・夫)、子供(娘・息子)、嫁さんが多いですね。

だから必然的にそういう人たちと話をする機会はあっても、

介護に関わらない婿さんと話をする機会はあまりありません。


娘の親と同居する場合、夫に自分の親を介護してもらう

引け目を感じるのかもしれません。


それに比べて、息子は妻に介護を任せても、

あまり引け目は感じないかもしれませんね、どうでしょうか?



婿さんと初めてお話ししたときはとても緊張しましたが、

3回目ともなると本音が聞かれたりします。


「本当にあのおじいさんを老人ホームに預かってもらって、

だいぶん気持ちが楽になったいな。」


本音を聞かせてもらって嬉しいやら、

ちょっとおじいさんのことがかわいそうに思うやら…。


家族のことは長年の積み重ねでいろんなことがあるだろうから、

そんなことは深く聞きませんが、他人の家に入る男性の気持ちはいかほどか…。

話せないこともたくさんあったんだろうな…。


同様に、他人の家に入る女性の場合もいろいろとあるんでしょうけど、ね。



いろんな家族がいます

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「田中さん、忙しいところ悪いんだけど…」



私がデイサービスに顔を出したとき、

後ろから大黒さん(仮名)が声をかけてきました。

「なんですか?大黒さん。どうしたんですか?」



大黒さんは眉間にしわを寄せて、申し訳なさそうに私の顔を見ました。

「なに、なにい、遠慮しなくていいんですよ、何ですか?」



「実はね、ショートステイを頼みたいの。」



な~んだ、そんなことか。

でも、大黒さんがショートステイするの、初めてだなあ。

「娘が連休中に友達と旅行に行くから、「おばあさんはショートステイに

泊まって」って、言われたの。」



大黒さんは要支援2。膝が悪いけど、日常生活は自立している。

最近は同居を始めた娘さんが家事をしているが、

大黒さんだって、家のことができないことはない。



う~ん。ちょっと聞いてみようか。



「大黒さんはショートステイに行きたい?」

「私は、家におっても大丈夫だと思うけど、娘に心配かけるかもしれんし。」



そうだよな、たった1泊のことだし、ショートステイまでは…。



「分かった。でもGWだし、部屋が空いとるかどうか聞いてみるわ。」



大黒さんの家に一番近い老人ホームへ電話をしてみた。

GWですか。すみません、空いていません。」

「あっ、そうですか。いいです、いいです、ありがとうございます。」



よしっ、大義名分ができた。



急いで私は、大黒さんのところに向かった。

「大黒さん、ショートステイの部屋はやっぱり空いてないって。どうしよう…」

「そう?どうしようかな…。」

「もし、自分でできそうだったら、別にショートステイを頼まんでもいいだよ。」



「…」しばらく考え込む大黒さん。

もしかして、遠慮してるのかな。



娘さんに心配かけさせまいと、安心して旅行してもらおうと

大黒さんは考えているのかもしれないな。



「大黒さん、もし良かったら僕のほうから娘さんに部屋のことを言っておこうか?」



私は娘さんのところへ電話をした。

部屋が空いていないことと、家で十分生活できるのではないか、

と言ってみた。すると、娘さんは意外にも、


「そうですよね、私もそう思うんですが、お母さんがそう言うもんで。」



えっ、どっちの言うことが本当だろう…。



どっちもショートステイには消極的だったってことか。



「大黒さん、娘さんこう言ってましたよ。」と伝えると、大黒さんは

「そうか、そうか。良かった、ありがとう。」と笑顔になりました。



…未だに分からないんです、

大黒さんはショートステイに行きたかったのか、そうじゃなかったのか。

娘さんはショートステイに行かせたかったのか、そうじゃなかったのか。



結局GWは何事もなく…

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