昨日まで、生物学的な面から男と女を見た
「できそこないの男たち」の話を書きました。
「目からウロコ」なことが多くて、面白かったんですが、
やっぱりどことなくしっくりしない、というか、
つまんない感じがしませんか?

優性生物であるヒトは、子孫を残すために
アリマキと違って、とても非効率な経過をたどります。


嬉しかったり、悲しかったり、
想いを巡らせたり、気を引こうとしたり。

悩んだり、悔やんだり、
驚いたり、舞い上がったり。


でも、
そんな気持ちでいる毎日は、
なんて素晴らしいことか!

それこそ、
「アリマキでなくてよかったー」
ですよね^^

ということで、
今日は「3行ラブレター」というのを
紹介します。











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「くぅ~~~~っ!!(≧▽≦)」

じゃありません?^^


と、いうわけで、
今日もときめいていきましょう^^v

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「仕分け人 妻に比べりゃ まだ甘い」


今日は毎年恒例「サラリーマン川柳」 の発表の日でした。

上の句が今年の第一位でした。

いやあ、身に染みるぅ…。




(前回はこちら 。)


さて、「できそこないの男たち」、の最終回です。


私はこの本を読んで、男と女の疑問?みたいなものが

少しだけ分かったような気がしました。

「分かった」というと、おこがましいので「少し納得できた」というか。


異性の心理はなかなか分からないものですよね。

永遠のテーマみたいなものです。

「どうしてそんなことを…」と憤ることも若かりし頃はちょくちょくありました。

でも、生物学的に見ると、ちょっとだけ納得できて「まあ、そういうことだから…」

と自分に言い聞かせることができるような気がします。悟った、というか。



今日は、自分が納得した部分をちょっとだけ披露したいと思います。

もちろん、私の考えに違和感のある人もあるともちろんおられると思います。

また置かれている境遇や環境によって、当てはまらないケースもあると思います。

そう感じられた方はごめんなさい。





「女性はなぜ長生きするか?」。

これは、子孫を残す役目を果たすのが女性だからでしょう。

女性は性の基本仕様。男性はそれのできそこない。

種を残すためには、より生命力が強くなければいけない、ということでしょうか。



「女性は子供を産むと、なぜ強くなるか?」。

これは、女性が子孫を残すことができたから、ということがいえるかもしれませんね。

福岡氏から著書を引用しましたが、性が分かれている私たちヒトは、

子孫を残すためにアリマキのような、性の分かれていない生物にとっては

途方にくれるような苦労が待っています。それが子孫を残したことによって、

その苦労をする必要性が無くなる。よって、強くなったように感じる、

ということでしょうか。



「男性はなぜ浮気しやすいのか?」。

これも、男性性の特長である、と考えることができそうです。

「男性は遺伝子を混ぜ合わせるために生まれてきている」と解釈すれば、

その役目を果たすべく、男性はいろいろな女性と交わる必要が生じます、

アリマキのオスのように。でも世の男性諸君、こんな浮気の言い訳をしても、

許されることは限りなく少ないでしょうね^^;






では、「なぜ現代社会は男性社会といわれるのか?」。

ヒトが子共を一人前にさせるためには、膨大な時間と費用がかかります。

例えば、食べ物。これがないと、生物は全て死んでしまいます。

その昔から、これを調達するには男性が有利だったのです。

狩猟でも、農耕でも、力の強い者が、より高い生産性を誇ることができました。

力の強い者=男性。女性は子孫を無事に育てるために男性の力を利用しました。

そうすることが子孫を残すための一番の近道だったのでしょう。


ただ、現代は昔のように単純な力に頼る労働は少なくなってきています。

体力が無くても、高い生産性を持つことができる。例えば、IT労働とか。

だから女性の社会進出が促進され、労働により賃金を獲得することができ、

食べることができる。それで種の保存が可能になるわけです。

「結婚はしなくても子供は欲しい」。

そう主張する女性にしばしば出会うのも納得できるようになりました。



女性にとって、男性は必要のない存在になってきている!?

それをうすうす感じている濡れ落ち葉の男性は、

女性に愛想を尽かされないようにしがみつくだけです。

私たち男性は、女性の本能においては必要なくなっているのですから。

あとは、高等動物であるヒトの感情に訴えかけるしかないのかもしれません。






男性の皆さん、とりあえず、


「アリマキでなくてよかった~~!」と、


叫んどきましょっか?(笑)


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あとは努力しだい( ´艸`)

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(前回はこちら 。)


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これは「アリマキ」という昆虫です。


花などの茎に針を刺して、

植物に含まれている蜜を吸って生きています。


アリマキの存在は約2億年前の化石でも確認されているようです。

歴史的にヒトが誕生する遙か昔からアリマキは生息していました。

そんな遙か昔から生息している昆虫の営みを観察することで、

生物がどのような進化を遂げていったのか調べることができます。




アリマキの性別はメス、です。
全てメスです。




1匹のアリマキが1日に数匹の子供を産む。

卵を産むのではなく、子供を産む。

生まれて間もないアリマキのお腹にも

すでに自分の子どもが宿っています。


アリマキは交尾、受精の過程を経ることなく、

子孫を増やすことができるそうです。




このアリマキの繁殖の過程にオスの出る幕はありません。




福岡伸一氏はこう書いています。


━─━─━─━─━─


「この全く無駄のない高速の繁殖戦略に太刀打ちできる生物はほとんどいない。

メスとオスを必要とする有性生殖。私たちヒトを含む多くの生物が採用する方法は、

アリマキの目から見たら気の遠くなるほど効率の悪いものに映るだろう。


私たち有性生物は、パートナーを見つけるため、常々右往左往し、

他人が見たら馬鹿げた喜劇としか思われないような徒労に満ちた行為を、

さんざん繰り返してようやく交接に至る。

首尾よく成功したとしてもそこで受精が成立する可能性はそれほど高くない。

その後、生まれた卵あるいは子どもを保護し、

生殖年齢まで育て上げるためには驚くべき時間とコストがかかる。

アリマキたちにはこの一切がないのだ。」

(『できそこないの男たち』福岡伸一 光文社新書)


                    ━─━─━─━─━─


ただ、オスが出る幕が全くない、ということではありません。

過ごしやすい暖かな夏がそろそろ終わりにかかる秋頃、

メスは自らが産む子供をカスタマイズ(作り替え)してオスを産みます。


そのわけは…。卵を産むためです。


これから寒く冷たく厳しい冬がやってきます。

自分たちのエサである花の蜜も思うように得られないかもしれません。

その厳しい環境から自分たちの種を守る術は、

そんな環境に少しでも耐えられる可能性のある

殻のついた卵の状態にして冬を越そうとする

アリマキたちの本能なのでしょう。


また、こういうこともあります。


メスがメスを産むということは

メスの染色体をそのまま受け継ぐ、という

いわば親のクローンとして誕生するわけですが、

受精すると、AとBのアリマキの遺伝子を半分ずつ

もらい受けることができます。


そうすると、親のクローンでしかなかった

アリマキに小さな変化が起こります。


2匹のアリマキの遺伝子を持った子供は

親よりも少し丈夫なアリマキになるかもしれません。

あるいは少し寒さに強い、とか。

あるいは少し蜜を吸うのがうまい、とか。


反対に、生きていくのに不利な遺伝子を受け継ぐ場合もあるかもしれません。

そういったアリマキは厳しい自然の中でやがて淘汰されていくのでしょう。



ところで、こんな疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

「受精してできた子供は、オスの可能性もあるんじゃないか」と。



ところが、メスが産んだオスの染色体にはY染色体がありません。

X染色体が一本のみです。つまりオスはメスの「できそこない」です。
そしてオスの精子の中には、X染色体を一本含むものと含まないもの、2種類あります。

そしてX染色体の含まない精子は受精できずに死んでしまいます。

受精できるのはX染色体を持つ精子のみです。

つまり受精卵は、すべてメスだけなのです。


メスは、完全にメスを産むためだけにオスを産むのです。


受精させるためだけにオスを産むメスのアリマキ。

自分の親から譲り受けた遺伝子を他のメスの遺伝子と混ぜ合わせるためだけに

生きているオスのアリマキ。



福岡氏は、オスのその様子について、こう書いています。


━─━─━─━─━─


「アリマキのオスはどことなく哀しく見える。

たっぷりと蜜を吸って、動きも緩慢、

豊満な身体のメスに比べると極めて対照的だ。

オスは干からびたような、がりがりにやせた身体をしており、

手脚も華奢(きゃしゃ)だ。

それをばたつかせながら落ち着きなくあちこちを走り回る。

彼らにはするべきことがあるのだ。

オスのアリマキの役割はただひとつ。

秋が終わるまでに、できるだけ多くのメスと交尾をすること。

彼らは一瞬の休みもなくメスの間を渡り歩いて、

命が尽きるまでその勤めを果たさねばならない。」
(『できそこないの男たち』福岡伸一 光文社新書)


                ━─━─━─━─━─


最終回に続く 。)



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