先日ちょっとショックなことがあったんです。
披露宴が始まる前。
司会台で集中して進行の確認をしていた私に、
会場のスタッフが声を掛けてきました。
その時とっさに出た「はい」という返事。
私は本当に無意識にしていた返事なんですが、
声を掛けてくれた方に
「ごめん。なんか怒らせちゃった?」
と言われたんです。
もちろん、怒ってはいないので、
すごく集中していた状態で声を掛けられたので
返事の声が直球で届いてしまっただけだと
思わずお詫びすることになっちゃいました。
「無意識って怖いわぁ~」と痛感したのと共に、
私自身の声が特に【一対一】だと
直球で届きやすいことにあらためて気付いて
自分でちょっと引きました(笑)
意識をすると、
人はそれぞれの場面や状況によって
声の出し方、話し方の抑揚を
変えることができます。
それによって声の届き方や伝わり方は
自ずと変わってくるんです。
とはいえ、
自分の声は見えるものではありませんよね。
そこでわかりやすくイメージができるのが、
声を「ボールに見立ててみる」という方法。
私の大好きな野球で例えてみますね。
ピッチャーがマウンドから、
キャッチャーのミッドをめがけて
ボールを投げるという光景を
想像してみてください。
今回私が無意識にしてしまった返事は、
ボールが一目散にミッドに向かっていった
【直球】
この【直球】は
きちんと意識をしていれば、
目の前の相手に伝えたいことを
声でしっかり投げることができる
一番伝わりやすい方法です。
その逆として考えられるのが、
【失速】
ボールを投げたものの、ミッドに届かず
途中で落ちてしまう・・・
これは声が小さくて相手に届かない場合に
起こりえる状況だと思ってください。
わかりやすく【直球】【失速】と、
ボールに見立てて声の伝わり方を
表現してみましたが、
なんとなくイメージは伝わりましたかね?
特に「物腰の柔らかい人」と評される人の
声の出し方は得てして【失速】に
なっているケース結構あるんですよね。
普段の雑談レベルの話し方であれば、
声が相手に届く前に【失速】してしまっても
さして問題はありませんが、
人前で話すといった状況の場合は
肝心な伝えたいことが伝わらない・・・
なんていうケースも出てくるはずです。
・話し方が怖い→【直球】
・声が小さい→【失速】
ちょっと極端な分類ですが、
自分の声の届き方を時折見直してみると
色々発見することがあるかもしれないですね。
今回の私は
話し方が怖い→【直球】
になっていました。
無意識の状態での話し方。
あらためて気をつけなきゃと、
初心にかえることのできる出来事でした。
あなたの声はどんなふうに届いていますか?
考えてみるきっかけになれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。