スピーチのために用意した原稿。
何度も何度も細かい箇所を
修正しながら作った渾身の原稿。
できるならば、それを覚えて
スピーチ本番に臨みたい!
こんな流れになるのは、
すっごく自然なことですよね。
とはいえ、
「暗記が苦手」
「スピーチが頭に入っていかない」
こんなお悩みを感じる方も
多いんです。
ズバリ!
【原稿は暗記するものじゃない!】
のです。
なんだか身も蓋もない見解に
聞こえちゃうかもですが、
これはスピーチを準備する上で
めちゃくちゃ大切なことなんです。
原稿を声を出して
読んでいる時のことを、
ちょっと想像してみてくださいね。
原稿を読んでいる時って、
文字を追っているだけなので、
言葉が「ただの音」に
なっていませんか???
実はこの状態での練習を
何度か繰り返しても、
なかなかスピーチの内容が
頭に入るっていう状態には
なりにくいんですよね~。
そこでおススメなのが、
原稿の内容をイメージする
練習法なんです。
例えば、友人スピーチの場合。
「○○さんと私は、高校入学当初
同じクラスになりました。
友達ができるか不安でいっぱい
だった私に、笑顔で話しかけて
くれたのが〇〇さんでした」
こんな感じで
友人との出会いの場面を盛り込む際。
原稿の字面だけを追うのではなく、
その時の状況を自分の頭の中で
イメージするんです。
この原稿の一節であれば・・・
入学して間もないあの時に
感じていた不安。
そんな不安を払拭するかのように
笑顔で話しかけてくれた時の
友人の表情やその時の情景。
そんなことを思い起こしながら
繰り返し言葉を出すようにしていくと、
原稿内容を自分自身が理解して
把握しているので、
結構すんなりとスピーチ内容が
頭に入ってくるんですよね。
それと、原稿を一字一句
覚えることに注力しすぎちゃうと、
こんなことが起きます。
言葉をつなぐ助詞「てにをは」が
少しでも違うものになっただけで、
あっという間に頭が真っ白になって
次の言葉が出なくなる・・・
な~んてことにもなりやすいんです。
あくまでも原稿は
スピーチの地図として捉えて、
大まかに話す内容は把握するものの、
イメージしながら練習すると
本番で話す内容が飛びにくくなります。
ということで今日のまとめです。
原稿は、
一字一句暗記するものではなく、
内容をしっかりとイメージする!
原稿がスクリーンに映し出されたり
するわけではないので、
一字一句にとらわれ過ぎないことが
超絶大切ですよ~。
これからスピーチという方に、
何か拾える点があれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。