先日友人と話をしていて、
『おや?それは良くない方向に
進んでいるのでは?』
と感じる話を聞いたんです。
こういうことって、
大切な人との会話の中で
あったりしませんか?
でね、ひとしきり友人の話を聞いて、
私自身の感じた思いを素直に
話してみたんです。
とはいえ、友人が考えて決断して
進んでいることを、
止めたり・反対したりする権利は
私にはありません。
こんな時、
私が大事にしていることがあるんです。
それは・・・
『人の経験を奪わない』
ということ。
一見冷た~いように感じちゃうこの考え方。
これね、私の母ゆずりなんですよ。
私の母は、私が『これをやりたい!』
と言い出したことについて、
話を聞いたうえで賛成でも反対でも
必ず自分の考えを話します。
そのうえで、『やるか・やらないか』の
最終的な判断はすべて私に委ねて
くれる人なんです。
親だからこそ、
何よりも人生の先輩だからこそ、
私のくだす決断で嫌な思いをしたり
失敗するかもしれないことを
重々承知で、
色々お見通しのことも
いっぱいあるはずなのに・・・。
結果、私自身の決断したことで
苦しい思いをしたり、
場合によっては『やらなきゃよかった』
ということも山のようにありました(遠い目・・・)
まぁ、そんな回り道・遠回りば~っかり
しちゃいましたが、
おかげで時間が経ったから今だからこそ
話せる『ネタ』がめちゃくちゃ増えましたよ!
時間が経つと・・・そこで得た
経験と勉強になったことだけ
しか覚えていないものなんですよね。
本当に不思議です。
そんな母に育てられたからこそ、
『人の経験を奪わない』
がすごい大切なんだと実感しています。
ついつい同じような経験を先にしていたり
自分の考えと違っていたりすると、
過剰な助言をしたり、
場合によってはそれをやらないようにと、
相手を自分の思い通りにしようと
してしまいがちです。
(自分にとって大切な人ほど・・・)
でもそれがその人にとって、
必要な経験であるならば、
いくら心配でもその経験を奪っては
いけないんですよね。
友人のこの先が色々心配になりますが、
私なりに見守るしかないと、
あらためて腹をくくったところです。
そして、もしそれが彼女にとっての
『失敗』になった時には、
ただただそっと寄り添ってあげられる
存在になりたい・・・
密かにそんなことを思っています。
ということで今日は、
【人の経験を奪わない】
という私の価値観の話を綴ってみました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。