先日披露宴司会が結んだ後、
新郎さんの叔母様からこんな言葉を
掛けてもらいました。
『プロの方にこんなことを言うのも
おこがましいんですが、
常に会場全体に伝わる司会をされますね』
こういう言葉を掛けてもらえるのって、
本当にありがたいし嬉しいものです。
【会場全体に伝わる話し方】
これはちょっとしたコツで
誰でもできるんですよ~。
ということで今日はそのコツを
ご紹介していきますね。
その方法とは、
【一文ごとに視線を移す】です。
ちょっと想像してみてください。
大勢の人を前に話をする際、
あなたはどこを見て話をしますか?
どこか一点を見ますか?
それとも・・・
目線が合う人を見つけてその人に向けて
話をしますか?
それともそれとも・・・
そもそもどこを見ていたらいいか
よくわからない・・・でしょうか??
色んな対処方法があると思います。
私はできる限り!、
「会場全体に伝えたい」という意識を持って、
司会をするようにしています。
その際、難しいことを考えずにできる方法が
【一文ごとに視線を移す】なんです。
私は司会台から見て会場を
「正面」「右」「左」という
3つのゾーンで認識しています。
例えば、披露宴開宴前のご案内。
まずは正面を向いて話し始めます。
「皆さま、
本日は誠におめでとうございます。」
「。」で一文が結んだので、
視線を右に移します。
「新郎新婦のためにご列席いただき、
ありがとうございます。」
「。」で一文が結んだので、
視線を左に移します。
「間もなくいたしますと新郎新婦が入場し、
披露宴が開宴いたします。」
「。」で一文が結んだので、
視線を正面に移します。
「お席にてご歓談いただきながら、
開式まで今しばらくお待ちください。」
そう!
ひたすらこの繰り返しで話しています。
【一文一方向】
ということを意識して話すことで、
会場全体に話していることが
しっかり伝わります。
自動的にこの動きが
身についているので、
今となってはまったく
苦ではなくなりました。
とはいえ、この方法を会得するまでは
視線があちこち動いてきっと落ち着きのない
司会者に見えたかもしれません。
披露宴のような場に限らず、
大勢の人の前で話しをする時に
【一文ごとに視線を移す】
という方法、ぜひ試してみてください!
自然と落ち着いて話すことができる、
プラス会場全体に話しているように見えますよ~。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。