先日司会の打合せをした新婦さんが、
何気なく話してくれたことが
すごく心に留まったんです。
この新婦さん。
会った瞬間から、
『太陽みたいな女性』と
私が思わず言ってしまったくらい
明るくニコニコと天真爛漫な
と~っても素敵な方だったんです。
生い立ちの話を伺っていた時、
「子供の頃から、本当に友人に恵まれた」
という話をたびたびしてくれたんです。
思わず私が、
「〇〇さんのように、
いるだけで周りがパッと明るくなる方だと、
クラスでも人気者だったんでしょうね」
と伝えたところ、こんな話をしてくれました。
『私のことを好きだと思ってくれている
友達がいる反面、
どこにいてもうるさい私のことを
嫌っている子もいたんです。
小学生の頃、それで悩んだこともあって・・・。
母にその話をしたことがあったんです。
そしたら、
「10人いたら〇〇のことを2人は好きで、
6人は普通か、なんとも思っていなくて、
2人は嫌いなんだよ。
〇〇のことを好きでいてくれる友達を
何よりも大事にしようね。
全員に好かれなくてもいいんだよ。」
こういう話をしてくれたんです。
それからは、私のことを好きじゃない子がいても
それは全然不思議なことじゃないと思えて
気持ちが楽になりました。
私がいつも明るくいられたのは、
母の一言が大きかったんだと思います。』
新婦さんのお母様が話してくれたことは、
【2:6:2の法則】です。
私も何となく聞いたことのある、
人間関係にまつわるこの法則。
小学生だった新婦さんへのこの伝え方は、
すごく愛があるうえに
さりげなく大人になってからも必要となる
人間関係の処世術を優しく伝える話だと
すごく心に留まりました。
たいそうなことよりも、
日常会話でさり気なく言われたことが
しっかりと記憶に残り、
それがその後の人生を支えている・・・
そんな風に感じたエピソードを
聞かせてもらいました。
ふと思うと、私も小学生くらいの頃には、
「みんなから好かれたい」みたいな
淡い願望を持っていたかも・・・と、
当時の気持ちを感じたりしましたよ。
本当に人の育った環境は十人十色。
さらに言えばそこで見聞きすることも
千差万別。
だから、色んな考えや価値観が
育つんですよね。
打合せでの会話の中から、
しみじみそんなことを感じました。
特に成長の過程で経験したことの話は、
どの新郎・新婦さんもとても興味深いです。
ということで今日は、
ある新婦さんのお母様が教えていた
人間関係にまつわる法則を
ご紹介しました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。