ウェディング司会者という仕事柄、
本当に色んな職業の新郎・新婦さんと
ご縁があります。
これまでも
『プロアスリート』と言われる
新郎・新婦さんの司会を
多数お手伝いしています。
結婚式を通じて、
その方の人生のほんの一瞬だけ
関わらせてもらっているものの、
密かにその後の活躍ぶりを
時折チェックしたりしています。
折しも今のこの時期。
私の大好きなプロ野球は
どのチームも選手の入れ替えがあり、
戦力外の情報もチラホラと出てきます。
数年前に司会をお手伝いした
プロ野球選手の新郎さんが、
戦力外になったというニュースを見ました。
実力がすべてのプロの世界。
毎年ドラフトで新しい選手が入るゆえに、
活躍の見込みがないと見なされた選手には
無情な判断がくだされます。
プロ野球のみならず、
プロのアスリートの方の
結婚式をお手伝いすると、
関わっている方達のとんでもない期待を
背負っていることを感じさせられるんです。
この新郎さんの披露宴でも、
高校・大学時代の監督さんが
スピーチをされていて、
期待に満ちたお祝いの言葉を
たくさん投げかけていました。
大学時代の監督さんは、
「この先どんな道に進んでも、
私は変わらず君の人生を
応援する一員であることに
変わりはありません」
そう話されていた言葉を
思い出しちゃいました。
私がどうこうできることでもないんですが、
その時の光景を思い出してちょっぴり
切ない気持ちになってしまいました。
もちろん永遠にアスリートとして、
現役生活を続けることはできません。
早かれ遅かれ次のステージへ向かう、
その時は必ずやってきます。
そんな時。
この監督さんのスピーチにあるように、
変わらずに応援してくれる人の存在って
唯一無二ですよね。
プロアスリートの新郎・新婦さんのみならず、
結婚式に列席してくれたり、
関わる人は変わらずに応援してくれる人
なんですよね。
プロ野球選手の戦力外のニュースから、
多くの人の人生の背景を
思わず考えちゃいました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。