先日司会を担当した新郎さんの謝辞。
謝辞の中で、
思いが溢れた瞬間に立ち会わせてもらいました。
私、自分が司会を担当する新郎さんには、
ゼクシィで記事の監修をした新郎謝辞についての
記事を共有して準備に役立ててもらっています。
この新郎さん。
記事を何度も読み込んで、事前に自分の気持ちを
伝えるために準備をされていました。
そして迎えた謝辞本番。
冒頭の挨拶こそ
スラスラと話していたんですが・・・
当日感じた思いを話そうとされたところから、
涙が溢れ、声を詰まらせ始めて
言葉が出なくなりました。
隣にいる新婦さんが優しく背中を撫でながら、
新郎さんが言葉を発することができる瞬間を
待っていました。
もちろん見守るゲストも同じ気持ちで、
新郎さんの言葉を待つという
何ともあたたかい空気に会場が包まれました。
『皆様と過ごしたこの幸せな時間を、
私たちは生涯忘れることはありません。
本日は本当にありがとうございました』
ようやく振り絞るように発した一言が、
この言葉でした。
新郎さんいわく、事前に用意した原稿には
色々話したいことを盛り込んでいたそうです。
『自分でもあんなに感動して心が震えるなんて
全く想像していなかったので、
用意していたことのほとんどを話せませんでした』
とおっしゃっていたほどです。
本来であれば、事前に準備して考えたことを
しっかりと伝えて感謝の言葉にできるのが
一番ベストです。
とはいえ、結婚式は生もの。
その時に感じた思いを大事にしてほしいなぁと、
お手伝いをしながら常に思っている私。
短い言葉ながらも心からの思いのこもった
この新郎さんの言葉に、
思わずウルっときちゃいました。
こういう瞬間に立ち会わせてもらうと、
あらためて言葉に思いが乗っていたら
否が応でも聞き手の心に届くことを
再発見させてもらいました。
結婚式の幸せな記憶が、
これからの夫婦生活ひいては人生の中で
大切な宝物になった、
【思いが溢れた瞬間】の話を
今日はご紹介しました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。