私が司会者として結婚式に携わっていて、
個人的に愛してやまない
【花嫁の手紙】
先日司会を担当した新婦さんから、
結婚式数日前にこんな質問をいただきました。
『両親だけに感謝を伝える手紙だと、
なんだか恥ずかしいんです。
手紙で友人へも感謝の気持ちを
伝えてもいいですか?』
この問いに対しての私の回答は・・・
【もちろん!伝えてください!!!】
と、迷いなくお伝えしました。
私ね、思うんですよ。
新婦さんが手紙を読むという行為は、
【謝辞】
の役目も含まれているんじゃないかと。
【謝辞】は、端的に言えば、
「感謝の意を伝えること」。
これまで育ててくれたご両親はもちろんのこと、
結婚式に列席してくれた友人に対しても
言葉に尽くせない感謝の気持ちを
共に伝えていいと思うんです。
この質問をしてくれた新婦さんのように、
「両親への感謝を伝えるだけだと照れくさい」
というのであれば、
友人を含めて同じ空間に集うすべての方に対して
感謝の気持ちを伝える手紙にした方が、
より想いがこもるはずです。
そして迎えた結婚式当日。
新婦さんの読んだ手紙の冒頭の一部を
ご紹介しますね。
こんな言葉を手紙の冒頭に盛り込んで、
友人、両親、兄弟への感謝の気持ちを
綴った手紙を読んでいました。
結婚式で手紙を読むことを躊躇した新婦さん。
感謝を伝えるのはご両親だけじゃなく、
自分に関わってくれた全ての人へ
感謝の気持ちを伝えるツールという認識に
変わったことで「恥ずかしい」という
気持ちは消えたそうです。
・みんながやっているから
・結婚式では定番だから
・やらないといけない気がするから
ともすればこういう感覚で、
特に何も考えずに書いて読めるかもしれない
【花嫁の手紙】。
私、しみじみ思うんですよ。
感謝の気持ちを伝えたいと思える、
自分たちにとっての大切な人を
一堂に会せるのって、
長い人生の中でも結婚式くらいなんですよね。
だからこそ
手紙を読むという行為一つとっても、
自分でその意味を問うて納得して
読んでもらえたら、
それは一生の宝物のような時間に
なるんじゃないかと思うんです。
結婚式後、新婦さんからは
「思い切って友人にも感謝を伝えることができて
本当によかったです!」と、
すがすがしい表情で話してくれたことが
ものすごく印象的でしたよ~。
【結婚式。
目に見えないものをカタチにする日。】
マイナビウェディングサロンさんの
電車の中刷り広告で、
パッと目に留まった一節です。
これから結婚式を控えている新婦さん。
【花嫁の手紙】で、ぜひあなたらしく
目に見えないものをカタチにして
感謝の想いを伝えてみてくださいね。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。