司会者として結婚式に関わっていると、
色んな考え方・捉え方を目の当たりにします。
時に、親の想いと子の想いが
上手くかみ合わない・・・
そんな状況をリアルに聞かせてもらうことも
結構あったりします。
親には親の子供の結婚式に対する想いがあり、
子供には子供の結婚式に対する想いがある。
親御さんも、新郎・新婦さんも、
それぞれが「よかれと思って」していることが、
上手く伝わり切らずに気持ちがすれ違う。
なんだか回りくどい言い方をしちゃってますね(笑)
具体的なことはちょっと割愛させていただいて・・・
打合せで新郎・新婦さんが話してくれたことと、
結婚式当日親御さんから聞かせていただく想いが
微妙にすれ違っていて行き違っている、
というような状況に立て続けに遭遇しまして・・・。
ある新婦さんのお母様が、
結婚式当日こんな話をしてくれました。
『娘はいい意味で頑固なんです。
自分で「こう!」と決めたら絶対に譲らない。
誰に似たんだかわかりませんが、
この結婚式のことでもたくさんぶつかりました。
娘夫婦の想いを尊重させてあげたい気持ちと、
「それは常識外れよ!」と私の価値観を
押し付けたくなってしまう気持ち。
もう、私たち親の世代の思う結婚式と
娘世代の望む結婚式は違うんですよね。
ふたりでちゃんと考えて、
話し合って決めたことを、
尊重しなくちゃいけないんですよね。
色々ありましたけど、こうして結婚式当日を
無事に迎えることができてよかったです』
なんかね、このお母様が話してくれた言葉に、
結婚式から垣間見える親の想いを思いっきり
感じたんですよね。
私に話しながらご自身に言い聞かせて
いるような瞬間も感じたりして、
ちょっと切なくもあり、お母様の愛をも
感じた瞬間でした。
色んな想いが交錯する結婚式。
そこに関わらせてもらいながら、
私自身も人生の勉強をさせてもらっています。
ということで今日は、
【結婚式から垣間見える親の想い・子の想い】
と題して、結婚式の現場で私が感じたことを
綴ってみました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。